スティーヴ・マッカリーの「読む時間」

制作 : 渡辺 滋人 
  • 創元社
4.08
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本棚登録 : 38
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422701134

作品紹介・あらすじ

ナショナルジオグラフィック誌の表紙となった「アフガニスタンの少女」で有名な写真家スティーヴ・マッカリー(マグナム・フォト所属)による読書する人々のイメージで構成した写真集。カフェ、公園、寺院、雪山、機内、路上など、世界各地のさまざまな場所で、さまざまな国、年齢、性別の人々が読むことに没頭するつかの間を捉える。著者の前書きにあるようにこの写真集はアンドレ・ケルテスが1971年に刊行した同名写真集(日本語版2013年創元社刊行)へのオマージュである。マッカリーは30代前半で、かつてケルテスが住んでいたニューヨークのビルに住み、ロビーに展示してあった写真をいつも楽しんでいたという。前書きは作家のP.セロー(村上春樹による翻訳『ワールズ・エンド(世界の果て)』がある)が寄稿している。

感想・レビュー・書評

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  • ケルテスの「読む時間」も良かったけれど、マッカリーもいいな。
    ケルテスはモノクロだったけれど、マッカリーはカラー。それだけで全然違うのね。でも、読んでいる人たちの顔は、みんないい顔してます。
    ポール・セローの序文も良かった!

  • 世界中の誰かの読書姿を撮影した写真集。「そうそう、こういう場所で読むよね」って同意できる場所から「そんなとこで読むの!?」と驚く場所まで、みんな様々、思い思いに読んでいます。自由気ままに、笑ったり泣いたり思慮にふけったり、読書する姿って本当に素敵だ☆
    扉の裏に書いてある「何かを読むと、私たちは自分がひとりではないことを知る」いいなあ。本を愛する人は世界中にいて、みんな似たようなポーズで読んでいるのだな。
    アンドレ・ケルテス『読む時間』へのオマージュだそうです。そちらの本も読んでみたい!

  • 草原で、寺院で、机の前で、山で、電車で、立って、座って、寝ころんで、老若男女、傷ついた人も嬉しい人も…どこでもいつでも、読む人はいる。
    どの写真ももちろん魅力的なのだが、ポール・セローの序文がまた素晴らしい(惚れ直してしまった)(そしてポール・セローはちゃっかり?写ってもいる)。

  • 何かを読んでいるところを撮った写真集。
    序論で、なんだかんだで好きな本を好きなように読めばえーやん!と思ったのは、己が俗物だからですかね。

  • アンドレ・ケルテスの『読む時間』へのオマージュ。
    世界各地で捉えられた読む人々の姿。
    じっと文字を追う姿は人種も性別も越えて同じ。
    眺めているだけで嬉しいような気持ちになってくる。

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プロフィール

スティーヴ・マッカリー(Steve McCurry)
1950年生まれ。アジア各地に暮らす人々を題材とした印象深い色彩の作品で有名な写真家。マッカリーのとらえる人々の物語は、洗練された伝統的ドキュメンタリーのスタイルで、言語や文化の壁を越える。報道写真家としてのキャリアは、30年以上前に現地人の衣装を身にまとい、国境を越えてパキスタンからアフガニスタンへ入国したときに始まった。その注目すべき取材によってロバート・キャパ賞を授与される。これは稀有な勇気を伴う比類ない企てを示した写真家に与えられるものだ。その作品は美しく、見る者の胸に高揚感を与え、印象を刻み込む。マッカリーは、国際的な写真家組織“マグナム” のメンバーの一人で、ナショナルジオグラフィックなど数多くの国際的な雑誌・刊行物に定期的に写真を提供してきた。1985年には史上初めて同一年に世界報道写真賞4部門で最優秀賞を受賞。以来数多くの作品が、現代社会を象徴するアイコンとして人々の記憶に焼き付いている。

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