スティーヴ・マッカリーの「読む時間」

  • 創元社
4.24
  • (14)
  • (13)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 129
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422701134

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なにかを読む姿ってどうしてこんなに魅力的なんだろうか。

    寝そべったり崩れた体勢であっても顔は真剣で知的に見えてしまうし、読み物を持つ手には色気と品がある。
    いつでもどこでも読むということだけで自分の空間を生み出してしまう。
    自分も言われたことがあるのだけど、読む人にはみんな独特の雰囲気がある。
    表紙のゾウ背にする読み姿、とっても痺れる。
    「読む」って不思議。

    オマージュ元もチェックしたい。

  • アンドレ・ケルテスの『読む時間』へのオマージュ。
    世界各地で捉えられた読む人々の姿。
    じっと文字を追う姿は人種も性別も越えて同じ。
    眺めているだけで嬉しいような気持ちになってくる。

  • 表紙の写真(ゾウが遊びたそうにちょっかい出しつつも読書に集中する少年)を見てつい手に取ってしまった。
    本を読むことは自由の象徴であり、人類共通の欲であると序章+写真たちから感じた。
    欲に忠実で、没頭できる人間って素敵。

  • 書物に注がれる視線は決してダイナミックなものではないけれど、「読む時間」から垣間見える彼らの日常が劇的に突き刺さる、そんな写真が多かったです。

    日本の写真が一枚しかなかったー

著者プロフィール

スティーヴ・マッカリー(Steve McCurry)
1950年生まれ。アジア各地に暮らす人々を題材とした印象深い色彩の作品で有名な写真家。マッカリーのとらえる人々の物語は、洗練された伝統的ドキュメンタリーのスタイルで、言語や文化の壁を越える。報道写真家としてのキャリアは、30年以上前に現地人の衣装を身にまとい、国境を越えてパキスタンからアフガニスタンへ入国したときに始まった。その注目すべき取材によってロバート・キャパ賞を授与される。これは稀有な勇気を伴う比類ない企てを示した写真家に与えられるものだ。その作品は美しく、見る者の胸に高揚感を与え、印象を刻み込む。マッカリーは、国際的な写真家組織“マグナム” のメンバーの一人で、ナショナルジオグラフィックなど数多くの国際的な雑誌・刊行物に定期的に写真を提供してきた。1985年には史上初めて同一年に世界報道写真賞4部門で最優秀賞を受賞。以来数多くの作品が、現代社会を象徴するアイコンとして人々の記憶に焼き付いている。

「2017年 『スティーヴ・マッカリーの「読む時間」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺滋人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
ヴィクトール・E...
夏目漱石
トーン・テレヘン
アンドレ・ケルテ...
アントニオ・G・...
ミヒャエル・エン...
恩田 陸
村田 沙耶香
三浦 しをん
宮下奈都
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×