刀装具ワンダーランド

  • 創元社 (2016年9月27日発売)
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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422710181

作品紹介・あらすじ

日本刀を彩る鐔、小柄、笄、目貫、縁頭などの刀装具を、高精細デジタルカメラで撮り下ろして掲載。さまざまな角度からの拡大写真も満載した、あらゆる角度からじっくり細部まで見たいという思いに応えるオールカラービジュアルブック。花鳥風月、故事、和歌、年中行事などの意匠を多彩な金属・技法を用いて表現した、信家、河野春明、土屋安親、横谷宗珉、後藤一乗、加納夏雄はじめ、名工達の技術力と発想力を堪能できる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 刀装具の美しさを余すことなく表現した写真集。
    研究員の説明の幅も広く刀の武に対して華やかな美を装具より感じる。

  • 2022.7.18
    刀装具の各パーツの説明から主な素材と色、時代背景を絡めながら魅力を語った導入が素人にも分かりやすかった。
    写真は大きく鮮明。角度も工夫されていて見やすい。

    黒川古文化研究所に行って直に観たいけれど、ガラス越しではこの写真以上に鮮明には見えないだろうな。

    技術だけじゃなく、モチーフの選び方や組み合わせ方、配置のしかたのセンスがステキだ

    特に好き
    岩本寛利・鰻に藻図小柄
    一宮長常・漁樵図縁頭
    加納夏雄・菊花図縁頭
    横谷宗与・獅子に牡丹図縁頭
    大森英秀・追儺図小柄
    寿治・追儺図鐔

  • 刀装具についての解説
    彫り物
    すごい技と農村の風景や四季の情景だったり
    物語だったり、羅漢だったり様々で面白い 

  • 黒川古文化研究所に所蔵されている刀装具の写真集。刀装具のモチーフの説明、作成者についてなどの説明とともに、じっくり素晴らしい意匠を見ることができます。ほれぼれします。

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著者プロフィール

川見典久(かわみ・のりひさ)
1976年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期課程単位取得満期退学。現在、黒川古文化研究所研究員。中世和鏡や近世刀装具など日本金属工芸史を中心に研究している。おもな論文に「横谷宗珉の実像――刀装具「町彫」成立の背景」、「一宮長常の制作における「生写」――装剣金工の文様表現にみる合理性」、「「享保名物帳」の意義と八代将軍徳川吉宗による刀剣調査」がある。

「2016年 『刀装具ワンダーランド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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