図説 セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」の世界

  • 創元社 (2022年8月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422710280

作品紹介・あらすじ

孤高の画家が描き続けた故郷の象徴、
「サント=ヴィクトワール山」の
軌跡をたどる。

故郷のプロヴァンスと芸術の中心地パリ――
“近代絵画の父”セザンヌは、
なぜフランスの南北を往復し続け、
繰り返し「サント=ヴィクトワール山」を描いたのか?
「描かれた場所」からその全貌を解説する初の一冊。

知られざる水彩画を含む
すべての「サント=ヴィクトワール山」と
その関連作を集めた、永久保存版資料。
〈全83点、完全収録!〉


*********

セザンヌは私の、
唯一無二の師だったのです!
私が彼の絵画にまなざしを向けたのを
よく考えてみてください。
セザンヌの絵画を研究するのに
私は何年もかけました。
セザンヌ! 彼は、
私たち皆の父のようでした。
私たちを守ったのは、彼なのです。

――パブロ・ピカソ

*

私の人生を通じて
彼の素晴らしい模範がもたらした
道徳的な力と励ましのすべてを、
あなたがご存知でしたら!
暗中模索の時期、
いまだに私が自分を探していたときに、
自らの発見にしばしばたじろぎを感じて、
こう考えたものです。
「もし、セザンヌが正しいなら、
私は正しい」と。
セザンヌが間違えなかったことが、
私にはわかっていたのです。

――アンリ・マティス

*********


【本書の特長】

◆「サント=ヴィクトワール山」の歩みと
制作の背景、見どころを徹底解説。

◆活動拠点となったパリと
プロヴァンスの風景画も数多くクローズアップ。

◆水彩画を含む「サント=ヴィクトワール山」
全83点を収録した永久保存的資料。


*********

【シリーズ好評既刊!】

『図説 モネ「睡蓮」の世界』安井裕雄 著

すべての「睡蓮」を集めた永久保存版資料。
〈全308作品、完全収録!〉

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感想・レビュー・書評

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  • とても贅沢な本。全編カラーで、本書の半分がセザンヌの「サント=ヴィクトワール山」の油彩画に割かれている。前半はパリ時代の絵が掲載されている。本書を読んで、あらためて初期の絵のすばらしさも再確認。印刷の色味もきれい。

    セザンヌはパリを辞し、故郷のエクス=アン=プロヴァンスに戻ったあと、その地域の象徴的な山であるサント=ヴィクトワール山をいろいろな場所から描いた。

    嬉しいのは、どこからその山を描いたかの地図まで掲載してくれているところだ。以前エクス=アン=プロヴァンスとサント=ヴィクトワール山周辺を車で巡ったことがあるが、本書があったなら、きっとよりいっそう楽しめたにちがいない。

    それにしても、同じ画題を飽きもせずくりかえしくりかえし描いて、どれも一見似たような絵なのに、見ているうちにそれぞれの作品の、山の形や山肌の色彩、色の配置パターンなどの個性に気がつく。

    日によっても天候によっても山の見え方は違ってくるのだろうけれど、ページをめくりながら一瞬、セザンヌの眼になれたような気がしたのは嬉しい錯覚。

  • 近代絵画の父・セザンヌが生涯にわたって同じ山を描き続けた全83点を完全収録した豪華な一冊。場所を変え時期を変え幾度も描いており、比較できるのは面白いです。パリやプロバンスでの風景画なども多数掲載されており見ごたえあり!

  • ふむ

  • セザンヌを集中して勉強するには最適の本といえる。

    随分と昔? セザンヌ主義 と言う美術展が横浜美術館で開催された。
    その時の図録を引っ張り出してみた。

    この図録の方が豪華本に見えるけど、本書もなかなかの良さがある。

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著者プロフィール

東北大学文学研究科博士課程単位取得退学。国立新美術館アソシエイトフェローを経て、現在、ポーラ美術館学芸員。担当した展覧会に「セザンヌ-パリとプロヴァンス」(2012年、国立新美術館)、「セザンヌ-近代絵画の父になるまで」(2015年、ポーラ美術館)、「モネとマティス-もうひとつの楽園」(2020年、ポーラ美術館)、共著に『セザンヌ-近代絵画の父、とは何か? 』(2019年、三元社)など。

「2022年 『図説 セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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