わざと一手損することで攻めの桂が攻防に自在となり、痛快に敵陣を破ることができる。
青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日生まれ。静岡県焼津市出身。 1968年、4級で奨励会入会。(故)廣津久雄九段門下。 1974年4月1日四段。1994年8月5日、九段。 本格的居飛車党で、急戦を得意とする。 考案した対四間飛車の「鷺宮定跡」や横歩取りの「青野流」は升田幸三賞を受賞した。 1974年度、第5回新人王戦で棋戦初優勝。1989年度、第37期王座戦でタイトル初挑戦。 棋戦優勝は合計3回。 将棋大賞は勝率1位賞、新人賞、連勝賞、升田幸三賞(2回)。 日本将棋連盟の理事を長年務める。 国際交流基金設立20周年記念感謝状、しずおか大賞、外務大臣表彰など、表彰多数。 著書は「鷺宮定跡」(マイナビ出版)「観る将もわかる将棋用語ガイド」「最新棒銀戦法」(創元社)など多数 「2022年 『将棋・棋士の素顔――知られざる千駄ヶ谷の魔境』 で使われていた紹介文から引用しています。」