親鸞 (日本人のこころの言葉)

  • 創元社 (2011年3月25日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784422800561

感想・レビュー・書評

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  • 宗教的な滋味づけなしに救われぬ現実
    人生における道徳では説明不能な不条理
    縁による全ての決定
    出会いという絶対の事実
    信じて行動せねば進めぬ人生
    まことの心への絶え間ない追求
    罪の業縁に及ばぬ人間の能力
    内部に実のなき者ほど外面飾る傾向
    不真実な自己への気づき
    生死両方への意味付け
    困難な達成への価値見出し
    善行への不純な動機混入
    死を迎えるまで続く人間の欲深さ
    煩悩から生じる自己滅亡の錆
    コントロール不能な人間の心
    愛憎の裏に溢れる無知
    拠り所があってこその勇気
    人間の思いを超えた人生展開
    自己権威化による他者支配の戒め
    真実なき現世利益を求めぬ姿勢

  • 親鸞の考え方がとても興味深い。仏教の考え方の一面が読めた。

  • この目が捉える事が出来るのは、あくまで外側の部分だけだ。
    内部までは、どうしても見る事は出来ない。

    と、すると親鸞の目はどうなっていたのだろう?
    繰り返し繰り返し、彼の言葉を身体に染み込ませるように読み返したが、
    人の心の深部までを見透かした様な思想を、私はまだ理解出来ずにいる。

    見開きのページにこう書いてあった。
    「縁があるかないか、
    それが全てを決定する」

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著者プロフィール

武蔵野大学教授、武蔵野女子学院学院長。1947年山口県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科印度哲学印度文学専攻博士課程修了、文学博士。領域は初期仏教、親鸞思想。主な著作:『初期仏教の修行道論』(三喜房佛書林)、『親鸞の宗教』(三喜房佛書林)、『お経 浄土真宗』(共著)(講談社)他多数。


「2009年 『仏教最前線の課題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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