本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784422800561
感想・レビュー・書評
-
宗教的な滋味づけなしに救われぬ現実
人生における道徳では説明不能な不条理
縁による全ての決定
出会いという絶対の事実
信じて行動せねば進めぬ人生
まことの心への絶え間ない追求
罪の業縁に及ばぬ人間の能力
内部に実のなき者ほど外面飾る傾向
不真実な自己への気づき
生死両方への意味付け
困難な達成への価値見出し
善行への不純な動機混入
死を迎えるまで続く人間の欲深さ
煩悩から生じる自己滅亡の錆
コントロール不能な人間の心
愛憎の裏に溢れる無知
拠り所があってこその勇気
人間の思いを超えた人生展開
自己権威化による他者支配の戒め
真実なき現世利益を求めぬ姿勢詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親鸞の考え方がとても興味深い。仏教の考え方の一面が読めた。
-
この目が捉える事が出来るのは、あくまで外側の部分だけだ。
内部までは、どうしても見る事は出来ない。
と、すると親鸞の目はどうなっていたのだろう?
繰り返し繰り返し、彼の言葉を身体に染み込ませるように読み返したが、
人の心の深部までを見透かした様な思想を、私はまだ理解出来ずにいる。
見開きのページにこう書いてあった。
「縁があるかないか、
それが全てを決定する」
著者プロフィール
田中教照の作品





