英語論文によく使う表現

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422810614

感想・レビュー・書評

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  • 英語技術論文作成のため。
    ※2008.3.28購入@浜松町の書店
     2010.12.21売却済み

  • 論文を書くにあたってせっかくだし、体型的に学んでみる。
    こうやって読んでみるとobviousって思っちゃうんだけど、いざ書いてみると同じような表現ばっか使っちゃってくどい気がするので(therefore, note thatなど)、辞書のように使っていく?あと謝辞は参考ほしい。
    けれども論文なのにlet meとかあって少し違和感。weとかだと思うのだが、分野や時代によって変わるのかなあ

  • 内容紹介

    論文に最適な表現を豊富に集め、 実際の執筆シーンに即した分類で909文例を収載。 詳細な目次によって探している表現がすぐ引ける便利な一冊。
    書式の説明だけでなく、 実際に欧米でよく使う英語文例約800例を収録、 各々に和訳、注、解説を付ける。 人文・社会科学系の人には必携の1冊。巻末に略語、句読点等の付録。

    〔目次〕
    文の組立てにかかわる表現
    内容にかかわる表現
    議論・考察にかかわる表現
    その他、役に立つ表現 付録
    内容(「MARC」データベースより)

    論文には論文らしい言い回しがある。英会話や新聞記事や小説とは違う表現がある。本書は、欧米で実際に使われている表現ばかり909文例を集めて、61項目に分類、それぞれに和訳・注・解説を付し、詳細な目次によって探している表現がすぐ引ける。

    著者について

    1957年、福岡市生まれ。
    1983年、九州大学大学院修士課程修了。高知大学人文学部教授を経て、現在京都工芸繊維大学教授。 専門は英語・英文学。 著書『英語の論文によく使う表現』(創元社) 『英語で論理的に表現する』(創元社) 『英語で明確に説明する(基礎編)』(創元社)

    目次

    I. 文の組立てにかかわる表現  
    1.表題・書名の表現
    2.これまでの研究の背景や経過を述べる
    3.主題・目的を提示する
    4.本論へ導入する
    5.問題点を指摘する
    6.問題の核心・要点を述べる
    7.分類する
    8.順番をつける
    9.付け加える
    10.例をあげる
    11.例外を示す
    12.証拠がある
    13.要約すると
    14.帰結する
    15.結論を言う
    II. 内容にかかわる表現
    16.注意を喚起する
    17.誤りを指摘する
    18.説明(解釈)できる
    19.定義する(語義を設定・限定する)
    20.表現法を限定する
    21.意味を限定する
    22.趣旨を確認する(要点を限定する)
    23.適用できる
    24.言い換える
    25.引用文へと導く
    26.引用文のあとコメントする
    27.書物中の部分・位置を示す
    28.作品を紹介する
    29.作品中に人物や事実が出てくることを表現する
    30.図を提示する
    31.図中の位置関係を説明する
    III. 議論・考察にかかわる表現
    32.確実性・真実性を述べる
    33.議論の妥当性・可能性を言う、仮定を言う
    34.意見が一致していること、賛成する旨を言う
    35.意見が相違していること、賛成しない旨を言う
    36.反論する
    37.学者の意見を紹介・引用する
    38.学者の研究を紹介する
    39.問題の考察をはじめる
    40.問題を考察する観点を示す
    41.先に問題を処理することを言う
    42.問題を後回しにする
    43.議論を移す、話を戻す、発展させる
    44.議論の段階を区切る
    45.十分な議論ができないことを弁解する
    46.ある問題については知識不足であることを認める
    47.一般的に議論が不要であることを言う
    48.主題からはずれるため議論しないことを言う
    49.議論の余地の有無
    50.すでに述べたことを言う
    51.上記の、下記の、という表現
    52.ついでにふれておく、本題に戻る
    IV. その他、役に立つ表現
    53.理由や根拠を述べる
    54.由来を示す
    55.原因を言う
    56.結果を言う
    57.反対の趣旨に導く、対照的なことへとつなぐ
    58.特徴を述べる、反映していることを言う
    59.表現される、描写される
    60.謝辞
    61.脚注の中のいろいろな表現
    付録

  • 1991年に刊行された、英語の「論文表現」例文集。 

    【感想】 
    ・英語論文を読み始めるときに役立つ。書く際には、用例以外の別の勉強がいる。
    ・この本以外にも、最近出版されたものなら、『英語論文基礎表現717』(研究社 2011年)がある。……といっても、「各表現について解説があること」・「その詳細さ」という点で、本書の方が高級だと思う(難易度の高低といった方が適切かも)。
    ・個人的には、付録にある「英語の句読法」が嬉しかった。嬉しくてコンビニでその部分だけコピーした。
    ・四部、61章構成。目次を作るのに手が疲れた。
    ・(補足)下記目次の頁数は、本の目次とは少し異なるので注意を。これは、「扉ページを含むか否か」等の差から。
    ・2017年には新版が刊行された。


    【内容紹介】 
    書式の説明だけでなく、実際に欧米でよく使う英語文例約800例を収録、各々に和訳、注、解説を付ける。人文・社会科学系の人には必携の1冊。巻末に略語、句読点等の付録。
    http://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=81061


    【簡易目次】
    I  文の組立てにかかわる表現
    II  内容にかかわる表現
    III 議論・考察にかかわる表現
    IV その他、役に立つ表現
    付録


    【目次】
    はしがき  001
    目  次  003
    凡  例  016

    I 文の組立てにかかわる表現 (017-054)
    01 表題・書名の表現
    02 これまでの研究の背景や経過を述べる
    03 主題・目的を提示する
    04 本論へ導入する
    05 問題点を指摘する
    06 問題の核心・要点を述べる
    07 分類する
    08 順番をつける
    09 付け加える
    10 例をあげる
    11 例外を示す
    12 証拠がある
    13 要約すると
    14 帰結する
    15 結論を言う

    II 内容にかかわる表現 (055-112)
    16 注意を喚起する
    17 誤りを指摘する
    18 説明(解釈)できる
    19 定義する(語義を設定・限定する)
    20 表現法を限定する
    21 意味を限定する
    22 趣旨を確認する(要点を限定する)
    23 適用できる
    24 言い換える
    25 引用文へと導く
    26 引用文のあとコメントする
    27 書物中の部分・位置を示す
    28 作品を紹介する
    29 作品中に人物や事実が出てくることを表現する
    30 図を提示する
    31 図中の位置関係を説明する

    III 議論・考察にかかわる表現 (113-154)
    32 確実性・真実性を述べる
    33 議論の妥当性・可能性を言う、仮定を言う
    34 意見が一致していること、賛成する旨を言う
    35 意見が相違していること、賛成しない旨を言う
    36 反論する
    37 学者の意見を紹介・引用する
    38 学者の研究を紹介する
    39 問題の考察をはじめる
    40 問題を考察する観点を示す
    41 先に問題を処理することを言う
    42 問題を後回しにする
    43 議論を移す、話を戻す、発展させる
    44 議論の段階を区切る
    45 十分な議論ができないことを弁解する
    46 ある問題については知識不足であることを認める
    47 一般的に議論が不要であることを言う
    48 主題からはずれるため議論しないことを言う
    49 議論の余地の有無
    50 すでに述べたことを言う
    51 上記の、下記の、という表現
    52 ついでにふれておく、本題に戻る

    IV その他、役に立つ表現 (155-190)
    53 理由や根拠を述べる
    54 由来を示す
    55 原因を言う
    56 結果を言う
    57 反対の趣旨に導く、対照的なことへとつなぐ
    58 特徴を述べる、反映していることを言う
    59 表現される、描写される
    60 謝辞
    61 脚注の中のいろいろな表現

    付録 
     略語・指示語一覧 193
     英語の句読法 204
     論文でおかしやすい論証の誤り 235
     チェックリスト(論文執筆の際の注意事項) 240
     参考書目 249

  • タイトルの通り、論文でよく使うことになる表現がまとめられた本です。

    日本語で「こういうことを言うのにどんな言い方があるのかな」という疑問に対していくつかの候補を示してくれます。
    例) 前の文に付け加えて何か書きたいとき、すでに述べたことを言うとき、など

    特に理系の人にとっては、若干表現が冗長でそのまま使うのは良くないものもありますが、言い方が浮かんでこない時のリファレンスとして、そして文を構成する際の出発点として役に立つと思います。

    英語論文書くときに詰まるとよく眺めます。

  • アカデミックな英語表現を網羅した文献。普段使わない表現かもしれないが、レポートや論文では効果的!英語専門の学生にお薦め

  • obtnd.ofc

  • 図や表の中の現象を文章で表す表現などもあって、分かりやすい。

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著者プロフィール

崎村耕二[﨑村耕二](さきむら こうじ) 日本医科大学医学部教授。専門は、テクスト分析、言語表現論。1957年生まれ。高知大学教授、京都工芸繊維大学教授を経て、2013年より現職。オックスフォード大学ウルフソン・コレッジ客員研究員、京都大学高等教育研究開発推進機構非常勤講師、一般社団法人学術英語学会代表理事なども務める。著書に『最新 英語論文によく使う表現 基本編』(2017年)、『英語で論理的に表現する』(1998年)、『英語で明確に説明する 基礎編』(2000年)(以上、創元社)、『論理的な英語が書ける本』(2009年、大修館書店)などがある。

「2019年 『インテグレート英単語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

崎村耕二の作品

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