本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (300ページ) / ISBN・EAN: 9784422900230
みんなの感想まとめ
多様な解釈が可能な作品の魅力を深く掘り下げた批評本で、読者に新たな視点を提供します。著者の廣野由美子は、原作『嵐が丘』の空白部分に注目し、「書いてあること以上に書いていないことが重要」との考えを示して...
感想・レビュー・書評
-
またしても廣野由美子先生に教えを乞う
というわけで『嵐が丘』の批評本『「嵐が丘」の謎を解く』である
いやもうめっちゃ面白かった
さすが京都大学名誉教授(権威主義!)
これを読むために『嵐が丘』読んだまである
むしろこっちが本番
色んな読み解き方があるし、色んな読み解き方ができることが『嵐が丘』の最大の魅力なんよな
空白の部分が異常に多く、「書いてあることより、書いてないことこそが重要」というのを地で行く物語とは、思ったよねそれは
そして結局、廣野由美子さんは『嵐が丘』の「謎を解くこと」はできないと結論付けている
だけども「謎を解こうとする試み」は、無駄なことではなく、読書というものをより豊かにするという様なことを言っていて、わいは全くその通りなのだと思うのだが、一方で頭空っぽにして、物語に没入し、エンタメとして存分に楽しむことも豊かな読書と言えるのではないかと思うのです -
『嵐が丘』を読む前のイメージは「お嬢様と使用人の身分違いの恋がこじれて復讐劇」だったけど(複数の東海テレビ昼ドラがミックスされた影響か)、読んでみたら「時代が洗練されるまえの神々の闘争」みたいな感じで、厳しい気候をそのまま擬人化したみたいなキャラクターの濃さに、キャサリンとヒースクリフぜんぜん恋愛ではないし、これはなに?この二人の感情は?関係はなんなの?と謎が多かったので、この本を読んだ。たくさんの研究者の情熱をもって、さまざまに解釈している。そういうのを受け止められる懐の深い小説であることがわかった。
本棚登録 :
感想 :

(/∀\*))
(/∀\*))
やかましわ!( ゚д゚ )クワッ!!
やかましわ!( ゚д゚ )クワッ!!