もしも坂本龍馬がヤンキー高校の転校生だったなら

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  • 創元社 (2017年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422910277

作品紹介・あらすじ

坂本龍馬没後150年の記念の年に送る、大人気「もしも」シリーズ第3弾!もしも、徳川幕府が系列学園を多く抱えるマンモス高校だったら…、新撰組が京都校の裏生徒会だったら…、龍馬のいう「日本の洗濯」が、スポーツで荒廃したヤンキー高校を立て直すことだったなら…。個性的すぎる志士&女性たちが繰り広げる、幕末・維新の激動のドラマを、スポ根学園コメディに置き換えた、笑って学べる歴史コミックエッセイ。数々の「学園モノ」へのオマージュネタにも注目!〈登場人物紹介〉▲坂本龍馬:荒廃しヤンキー高校と成り果てた徳川学園を、スポーツの力で更生しようとこころざす、本編の主人公。ボケッとしてても実はキレ者!…のような、やっぱりそうじゃないような。某イケメン俳優と同じホクロを持つ。▲中岡慎太郎(慎ちゃん):龍馬と同郷の青春アミーゴ。メガネっこ。長州校にも在籍していたことがあり、広い交友関係と見識で、龍馬とともにスポーツによる学園改革を目指す。▲お龍:恋多き龍馬が京都でひと目ぼれした「猟奇的?な彼女」。▲新撰組:京都校副校長直属の魁!的組織で、学園の風紀を取り締まる裏生徒会。局長の近藤勇を筆頭に、鬼の副長・土方歳三、病弱ゥ!だけどめっぽう強い沖田総司などが統率しているが、過激な実力行使の数々に、副校長・松平容保は今日も胃が痛い。▲勝海舟:龍馬たちが属するバスケ部顧問。バスケ部顧問といえば安●先生かと思いきや、ルー●ーズの方だった。徳川学園の経営幹部でもあり、他校の生徒からも一目置かれている▲桂小五郎:長州校の生徒会副会長。カリスマ講師・吉田松陰が運営する予備校に通っていたカシコ(勉強できる賢い子の意)。蛤御門事件でボコボコにされて以来、会津・薩摩校を激しく憎み、西郷に地味だけと嫌な呪いをかけている。▲西郷隆盛:薩摩校生徒会会長。イギリス式を取り入れた先進的な薩摩校の中心的存在で、スポーツマンシップにあふれるサワヤカ青年。廃部になってしまった龍馬たちの属する京都校バスケ部を引き取ってくれた。こじゃれたモフモフの犬を飼っている。▲高杉晋作:長州校次期生徒会長候補。海外校の生徒を見ては片っ端からケンカをしかけ、外資系カトリック校を焼き討ちしたこともある過激さから、人呼んで「金髪の狂犬」。▲久坂玄瑞:長州校一年一組ルーム長。学園を外資の魔手から守り、理事長中心の名門校を作り上げることが夢。▲篤姫:薩摩校出身で、現在は大奥女子高副校長。父の頼みで一橋慶喜を次期学園長にすえる使命を帯びて大奥女子高に入ったが、あまりのアウェイ感にすぐさま諦める。▲徳川(一橋)慶喜:家茂学園長逝去のあとを継いで学園長に。非常に優秀で経営手腕も素晴らしいが、歯に衣着せぬ発言で敵も多い。▲徳川家茂:徳川学園学園長。人当たりのよさゆえに誰からも好かれているが、なにぶん病弱ゥ!▲和宮:孝明理事長の妹で、家茂学園長の妻。身分違いの結婚に当初は抵抗していたが、しだいに夫を支えるように。

感想・レビュー・書評

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  • 思ったより面白かったです。史実だけ読むより、パロディが入ってるけどこっちの方がわかりやすい気がします。ちゃんと登場人物の経歴や歴史の流れの解説もあります。ヤンキーと学校で括るのはどうかな?って最初思いましたが、凄く楽しかったです!

  •  幕末の歴史を現代のヤンキー高校にスライドさせて解説。

     なるほどなるほど、うまいことはめましたね。面白かったです。以前読んだ歴史本もヤンキーに例えてありましたが、そんな人たちだったのですね。

  • タイトルと中身に、若干齟齬があるようには思いますし、設定として、かなり無理があるとも思うのですが、切り口としてはとても面白いですし、何よりわかりやすかったです。

    高校時代、日本史を選択してはいましたが、幕末ぐらいからは猛スピードで授業が進んだこともあり、それ以前の時代に比べると、理解がかなり浅い状態でした(それ以前の時代についても、大した理解度ではありませんでしたが…)。
    この本は、幕末の主要な人物や出来事、また、その流れや関係性をうまく整理してくれており、頭の中が整理できました。

    また、必ずしも時間軸に沿った一本道での説明ではなく、必要に応じて、少し時間をさかのぼることもあり、その点も、よかったと思います。

    著者の井上ミノルさん、他にも書いている本があるようなので、そちらも読んでみようと思います。

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著者プロフィール

井上ミノル(いのうえ・みのる)
イラストレーター&ライター。1974年神戸市生まれ。甲南大学文学部卒。広告代理店などを経て、2000年にイラストレーターとしてデビュー。生来の国文好きを生かして、2013年にコミックエッセイ『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』を刊行、続いて『ダメダンナ図鑑』『もしも真田幸村が中小企業の社長だったなら』『もしも坂本龍馬がヤンキー高校の転校生だったなら』『もしも紫式部が大企業のOLだったなら 大鏡篇』(いずれも創元社)を上梓する。その他の著書に『まんが墓活』(140B)、『こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑』(共著、創元社)がある。平安好き、歴史好き、生き物好き、酒好きの二女の母。

「2022年 『こどもが探せる身近な場所のきれいな石材図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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