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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784422932194
作品紹介・あらすじ
DTPや電子媒体、SNSの普及により、グーテンベルク以来の出版革命期を迎えた現代に、言葉を正し、整えるという校正の仕事はどうあるべきか。誰もが情報発信できる時代にこそ求められる校正の方法論を、古今東西の出版校正史をひもとき、長年の実務経験と共に解き明かす。日々言葉と向き合う出版人へ、そして言葉と本を愛する人へ贈る、技法解説を超えた包括的校正論。激変するデジタル技術や環境に対応した待望の増補改訂版。
感想・レビュー・書評
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校正に迫る。
校正のついて知りたければ、文句なしのIKIJIBIKI。
AIの章がよい。減点法じゃない校正も必要とあるが、今なら提案までできる。
つまり校正の世界が変わるのが見れそうだ。
小説の校正が1番難しいQAになるほどだった。 -
NHKプロフェッショナルに登場した著者に興味をもったので読んだ。言葉、出版、校正者という仕事に対する熱い想いが伝わってきた。
言葉に関わる仕事をする者としては、差別用語、言葉狩りに対する回答が興味深かった。
今は、誰でも気軽に広く発信できるが、その言葉が残ってしまう(保存されてしまう)時代でもある。それぞれの心の中に、言葉と真摯に向かい合う校正者が必要なんだなと思った。 -
「校正するこころ」を欠いて世に出された言葉は、不幸です。
そして
P71〈一冊の本を何か月、何年もかけてじっくりつくりあげる時代ではなくなったのです〉
読む側も、そこは理解しなくてはいけないのだろうか。
完璧などありはしない。
ただ、「校正するこころ」を欠いた本はわかってしまう。
本書からいろいろ知ることができた。 -
増補版。改めて、校正の仕事に対する著者の誇りと情熱が伝わってくる。襟を正す思いになる。
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出版、ひいては言葉に対する切実な態度が“校正”者にはあることがわかる。著者、編集者をささえる黒子的役割でありながら読者からも信頼をよせられる大切な仕事。日本語の表記法、フォントやDTPについての考え方も参考になった。
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言葉のもつ限りない力をたくさん知る事ができた
すこし哲学的な表現があって面白かった
著者の真摯な仕事への姿勢に感服する
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読んでみて、僕は、言葉が生き物のようだと思った。だから、人間と接するように言葉と向き合えば、その言葉は、自らが使われたその文章に彩りを添えてくれる。校正者という仕事に、小説家とは違う、浪漫を感じた。繰り返し読みたい本だ。
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途中から、言葉の世界、校正の世界から見た生き方指南書のようだった。
言葉なしでは人や社会とのコミュニケーションは実現できず、また、言葉が時に支えになったり、励みになったり、安らぎになったり、あるいは武器になって相手を傷つけたりすることを思うと、日々発する言葉に一人ひとりがもっと意識を向けることが、より良い社会に繋がるのだと感じた。 -
総じて面白かった。身が引き締まる思い。
ただ著者の校正経験談や方法論以外が少しノイズだったかも。素晴らしい内容だとは思うし、納得もするけどね。 -
校正の仕事に興味のある人だけでなく、なにか自分で書いてる人にはぜひおすすめしたい一冊でした。校正大事……!
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校正について知りたいことが満遍なく学べました。言葉は生きている。
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非常に真面目に丁寧に書かれた本、というのが第一印象。
本は、著者によって書き上げられた段階で完成していて原稿に従って版を組み、刷り上がったゲラに誤字脱字がないかチェックをするのが校正の仕事と思っていたが、本書では、そんな簡単に本が出来上がるものでないことがよくわかる。
編集者が原稿の構成をサポートし、デザイナー・装丁者が書籍としての体裁を整えるように、校正者も原稿の言葉を支援し本に組み上げる作業に参加する。
映画が監督の作品であるが大勢のスタッフのクリエーティブが絡み合ったものであるように、本も大勢の人の営みが絡み合ってできあがる。本書の作者は、著者の書いた文章は生まれたばかりの赤ちゃん、と言う。
前半は校正という仕事の実際と校正という職業に対する著者の思いが綴られ、後半は著者の言葉、文章に対する思い入れが描かれる。
メインターゲットは校正の仕事につきたい人、校正の仕事を勉強しているないしは仕事を始めたばかりの人だと思うが、本好き、日本語フリーク、校正ってどんな仕事と思っている人も面白く読める本である。ちなみに私は後者に分類される。 -
校正(校閲)は、印刷物の字句の誤りや内容の不備を事前に確認し、修正すること。
校正は、誤字脱字や文法・文脈上の問題、実際の発色やデザイン等をチェックし、校閲は、書かれた内容が事実と相違ないか、適確な情報かを精査する作業と、主に区分けされている。
出版物が世に出る前の大事な工程だが、読者の目には触れにくい仕事でもある。
本書は、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられた、校正の第一人者による校正・校閲の概論書。
出版・印刷の通史に始まり、校正の実務内容と役割、現状の課題から今後の展望まで、幅広く懇切に解説している。
言葉に対し、どこまでも誠実な目を向け、心からの敬意をもって信頼を投げ掛ける著者は、校正の意義を書籍の「品質管理」と捉える。
誰もが手軽に情報発信できる現代だからこそ、言葉の持つ威力はより重く鋭く、現代人の動向や心身さえも左右しうる実態に、改めて身震いし、気を引き締めねばという心地になる。
本や言葉、その働きに関心を抱く、全ての人に推薦できる良書である。 -
校正者として仕事をする人の必読書。これ以上にないノウハウ本だと思います。
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最初の方は歴史的なことをさらっている印象だったが、最後の方は熱がこもった文章になっていた。真の絶望とは言葉を失った心だ、という一節に深く納得した。出版にかかわるすべての人に読んでほしいし、自分もまた読み返したいと思った。やはり「こころ」が大切だ。
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054184
著者プロフィール
大西寿男の作品
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