流氷の世界 (気象ブックス 038)

  • 成山堂書店 (2013年11月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784425553716

作品紹介・あらすじ

冬になるとオホーツク海にやってくる流氷。実は海が凍るってそう簡単なことではないのです。以前は港をふさいで厄介者だった流氷が、いまでは豊富なプランクトンのゆりかごだったり、地球環境に影響していると知られるようになりました。オオワシが舞い、アザラシがひょっこり顔を出す白い海に魅せられて50年、流氷博士からの贈り物です。

みんなの感想まとめ

流氷の魅力とその科学的な重要性を深く掘り下げた作品は、流氷がただの厄介者から地球環境に欠かせない存在へと変わる過程を描いています。著者は流氷の研究に50年を捧げ、その知識と情熱を数式を交えながら伝えて...

感想・レビュー・書評

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  • あまりに暑いので、読む本くらいは涼しいのを、というつもりで手に取ったら(表紙アザラシの子どもだし)、これがガチの科学書、というか教科書だった。素人相手の啓蒙書ではなく、数式が手加減なしにバンバン出てくる。流氷に数式?と思うかもしれないが(ぼくも思った)、観測対象を眺めて「おー、来た来た」「こりゃ大きいな」とか言っているうちは科学ではない。現象をモデル化して、可能なら数式で表現し、そのモデル化が正しいのかどうか観測や実験で確かめ、確立したモデルや理論を対応や予測に役立てる、というのが研究者、科学者の仕事なんだな。そういう執念のようなものを感じた。
    流氷の研究者が日本に何人いるのか知らないが、学生時代にこういう本を読んだうちの何人かが、やがて著者のあとを継いでいくのかもしれない。もしそうなったら、本書の刊行前に亡くなったという著者も本望だろう。

  • 流氷が食物連鎖や生態系の秩序維持につながっていると聞いたら、あなたは信じますか?

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