自宅で最期を迎える準備のすべて 本人と家族のための

  • 自由国民社 (2021年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784426127237

作品紹介・あらすじ

◆できれば「うち」で死にたい。
自宅こそ、幸せな最期を過ごす場所!
幸せにお別れできる在宅死に必要なことを、1冊にまとめました。

みんなの感想まとめ

自宅での最期を迎えるための準備について考えさせられる内容で、在宅死の重要性が強調されています。病院での治療が必ずしも良い結果をもたらさないこと、そして薬が体に与える影響についての認識が深まります。特に...

感想・レビュー・書評

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  • 【死ぬために生きる】
    病院に居ると薬漬けで弱っていく感覚は何となくわかります。

    病院側も手をこまねいて何もしないわけにはいかないので、ある薬を試してみて効かないとなれば、別の薬を試してみて何とか治療をしようとします。
    しかし、薬はあきらかにその病気を完治できるとき以外は基本的に毒です。
    毒を飲んでいる以上、体のどこかには異常をきたしています。しかも、根絶させたい病気には効かない場合は最悪です。単純に体を弱らせているだけです。

    自分自身の死について考えさせられることが多々ありましたが、親の死の方が先に来るので読んでいて看取る側の知識にもなりました。

  • 病院での闘病生活は、孤独感を最期まで抱えている。
    耐えられない痛みを訴えた時のみ与えられる鎮痛剤、意味の無い検査の繰り返し、食欲を無視した朝昼夕の配膳
    寝たきりの患者は後回しになる。そんな現実が起こっている。
    病院は治療する場であって、最低限の生活は送れるが、余暇を楽しむために造られている訳ではない
    QOL:クオリティ・オブ・ライフ→生活の質、その人にとっての自分らしい生活
    実際問題として、生活の質を求める治療は生きることを最重視する治療になってしまっている
    何の準備もないまま、最期を迎える事になり、皮肉なことに自分らしい死を迎えることが出来ない。
    死の質を上げること→住み慣れた自宅で最期を過ごす。
    尊厳死とは、本人の意思により延命治療をやめ、人間としての尊厳を保ったまま死を迎えること、痛みの緩和や苦痛を取り除くことに重点をおく
    リビング・ウィル(事前指示書)
    食べられなくなっても胃ろうはつけない
    積極的な治療は望まない。延命措置はやめて下さい
    死期が迫っていると診断されたら、病院での治療は望まない、家での最期を希みます。
    急性期病院の医師は安らかな最期は念頭に置かず、治すことに全力を注ぐ、病院で尊厳死が行われることは、ほとんど無い
    特に余命宣言されるなど、末期がん患者の場合、本人自身がなにを最優先するか、これを決めることが大事
    痛みから解放されることなのか、少しでも長く生きることなのか、生活環境、自由なライフスタイルを重視するのかなど、どの選択をしても、本人が決めたおとは正しい決定
    身体面のケアは、家族で無く、医療従事者が行っていくことが基本
    安らかな最期を迎える事が出来、かつ家族の負担を減らすには、在宅医・訪問看護師・訪問薬剤師などの「医療チーム」とケアマネジャー、ホームヘルパーなどの「介護チーム」と家族が情報共有や協力をするかにかかっている。
    死に近づいているというのは、もうエネルギーを必要としな状態にもかかわらず、病院では栄養補給を続ける
    がんは最後まで頭がしっかりしているため、痛みのコントロールさえすれば、死のギリギリまで元気な頃と変わらない生活を送る事が出来る。
    痛みについては我慢せずに言う、痛み止めを躊躇なく使う
    年を重ねるについれて、一人では出来ないことが確実に増えてくる。
    余命を伝えられたら、それは、もう治る可能性は低いと言うこと、他には治療が緩和治療に切り替わった時、病気に対しての治療はもう行っていないことになる
    薬が切り替わるタイミングで、どのような効果が期待出来るか?医師に質問すること
    医師も患者も一人の人間であり、対等、どんどん説明を求める。
    自分で選択して決断する勇気をもつ
    よくわかならい、不安だからこそ、専門家にたくさん聞いて疑問をなくし、不明確な部分を明確にする。医師には説明の義務がある
    何より自分自身の人生、人任せでは無く、自分でそうしたいのかを明確にする
    自分自身と向き合ってみて、今の体調であれば、自分の足で帰ることが出来ると確信が持てれば、自分の意思を貫くことも大事
    介護保険サービスの内容は大きく分けると4つ
    ・専門家に訪問してもらう
    ・施設に通って受ける
    ・施設に短期入所して受ける
    ・住環境を整える
    要介護2から福祉用具のレンタルや購入をする
    最期が近づくと訪れる体の変化→呼吸、排便、食事摂取、睡眠、活動、秋和
    肛門が弛緩して排泄始まればいよいよかなと在宅医に連絡を入れる
    床ずれを防止する→介護用の体圧分散マットレスを使用して、自動で体圧を分散する。着ているパジャマなどにシワが入らないように考慮、患部と清潔に保つことも大切
    在宅医が到着したら心停止・呼吸停止。瞳孔散大と死の3兆候を確認、その場で死亡確認する。
    死亡診断書の発行、診断書とは人の死亡を医学的・法的に証明する書類
    記入者は医師と歯科医師に限られる。火葬や埋葬が許されない
    最終の診察後24時間以内に患者が死亡した場合は、担当医師は改めて診察を行うことは無く、死亡診断書の発行を出来る。
    在宅医療の場合、患者が亡くなったと思えてもあるいは緊急の事態だと思えても、救急車を呼ぶ必要は無い
    訪問診療先に連絡を入れる事が大切。

  • 私の両親は2人とも既に80歳を超えています。
    私自身が来年50歳になるんだから、そりゃ親も歳をとる訳です。
     
    姉弟は3人で上の姉は横浜、下の姉は両親に一番近いところに住んでいるけど、それでも車で1時間近くはかかる。
     
    必然的に老々介護、ってのになってしまう訳で。
     
    詳細はここには書きませんが、母親は毎日訪問看護師さんやヘルパーさんにお世話になっている状態。
    毎週末は2泊3日のショートステイ。
     
    夏の間は、家の中が暑い! ということでショートステイを少し長めのロングショートステイ、なんてサービスも使わせてもらったりしています。
     
    正直一人では何もできないので、ショートステイの方が快適な生活ができているのではないかと思っていたのですが、看取り士でもある大軒さんのこの本を読んで、考えを改めました。
     
    ロングショートステイの時に、母親が「はよ帰りたい」と言っていた、というのをこれを読んだ後に聞いて、さらに父親も「一人だと寂しい」と言っていたのを聞いて、快適じゃなくてもやっぱり『我が家』がいいんだな、というのを実感しました。
     
    施設だと気を使う。
    自宅なら、いろいろ大変だけれども、気は楽。
     
    姉たちにもこれを読んでもらって、今後の方針を立てたいと思います。

  • リビングウィル(事前指示書)のサンプルあり
    DNAR
    入院から在宅医療までの流れの図あり
    医療保険、介護保険でできることもまとまっている

  • 病院に入院しても対して処置してもらえないしお金が掛かる。それよりも自宅で家族に見守られながら自分らしく生きた方がいい。抗がん剤を打ってしんどそうに生きるよりも治療せずにいるのも一つの手といった内容が書かれています。

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著者プロフィール

正看護師、心理カウンセラー、看取り士。名古屋の看護学校を卒業後上京し、都内の総合病院に就職。その後、個人病院、東京医科大学病院、順天堂大学医学部付属順天堂医院、獨協医科大学埼玉医療センターにて勤務。これまで手術室・救急外来・病棟にて臨床経験を積む。手術室看護師として脳外科・心臓外科・整形外科などすべての診療科を回り、携わった手術件数は5000件以上。救急外来では600人以上の患者と関わり、病棟看護師として担当患者数は15000人を超える。2020年4月自主志願してコロナウィルス病棟に勤務。看護歴は16年になり、現在は誰もが「より良い最期」を迎えられるように終末期医療に力を注いでおり、地域包括ケアなど活動の幅を広げている。

「2021年 『自宅で最期を迎える準備のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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