くるまれてクリスチナ

玖保キリコ

• 自由国民社 (2024年4月5日発売)

作品紹介・あらすじ

自分への自信がちょっと足りない“うさみみ”こと宇佐美美恵子が着ぐるみスナック“クリスチナ”に迷い込み、さまざまな人と出会うことで、弱っていた心に潤いをチャージして、元気を取り戻していくストーリーです。読み進めていくと、スナックでの出会いを疑似体験している感覚になり、日常生活と重ね合わせて、クスリと笑ったり、「わたしも！」と共感したり、「どういうこと？」と考えたり、物語に入り込んで楽しめます。玖保キリコさんらしいシニカルな視点と、可愛らしい動物キャラクターのギャップも、お愉しみください。

感想・レビュー・書評

[打上花火さんの感想 · 2024年4月20日]

「クリスチナ」行ってみたい
私なら何のキグルミ着るかなー
みんなそれぞれ悩みを抱えてるけど「クリスチナ」に来たら明るくて楽しいお酒を飲む
いいねえ

[モコーツカさんの感想 · 2024年6月15日]

「シニカル・ヒステリー・アワー」のころからずっと好きだった作家さん。しばらくぶりに新しい作品に触れた。
当時から今まで変わらないのは哲学的なところというか、客観的な優しさというか…
多忙を極めていたので、買って2ヶ月ほど積ん読にしていたけど、ちょっといろいろあって弱ってたとき、やっと手に取れた。
本も音楽も、出会うタイミングは絶対ある。そんなことを感じた。
弱った心に灯った「クリスチナ」の看板。私を肯定してくれる居場所ができた。
玖保キリコ先生、ありがとうございました。

著者プロフィール

漫画家。東京都出身。1996年渡英。イギリス人の夫、息子とともにロンドン在住。代表作に『シニカル・ヒステリー・アワー』（白泉社）、『いまどきのこども』『バケツでごはん』（以上、小学館）など。また、『キリコ・ロンドン』『中級キリコ・ロンドン』『ロンドン丼』（以上、角川書店）などのエッセイもある。CDのジャケットなども手がけ、自身の漫画作品をアニメーション映画にした「シニカル・ヒステリー・アワー」の監督も行う。 また『アノヨカラハナヨ』『ぼくはロンどん』の電子コミックも発売中。三菱電機エコチェンジのために「いまどきのこども」をwebで連載中。ロンドンのエブリーナ小児病院のインテリアのためのイラストも手がける。
ブログも読める公式HP「玖保倉庫」
http://www.kubokiri.com/



「2014年 『ヒメママ　３』 で使われていた紹介文から引用しています。」