健康長寿の人が毎日やっている腎臓にいいこと 透析専門医が教える!

  • 自由国民社 (2024年6月7日発売)
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784426129958

作品紹介・あらすじ

腎臓に不安が生じたら、
食事、栄養、生活習慣…どうすればいい?
GFRが60を切る前に必ず読む本。



◆本書「はじめに」より抜粋
 わたしたちのクリニックでは、日本人の「健康寿命の延伸」を目指し、薬や高度な医療機器による治療と並行して、患者さん自身が生活を振り返り、改善することを重視した医療を提供しています。
 日々心臓や脳、血管といった循環器や糖尿病の治療を行うなかで、一見腎臓は直接関わるものではないようにも思えますが、じつは切っても切れない関係なのです。
なぜなら、心臓が悪い人のほとんどは腎臓も悪く、腎臓の悪い人の半分は糖尿病が原因となっているからです。

 ところが、腎臓は人の身体を縁の下から支えている大切な臓器であるにもかかわらず、残念ながらなかなか注目されていません。
 診療にあたっていても、どれだけ重要な臓器であるのかを理解していただくことが難しく、患者さんに対して歯がゆい思いをすることも少なくありません…。

 腎臓はとくに、事前対応が大切な臓器です。
 腎臓が悪くなってから、つまりは人工透析に入る直前に「治してほしい」と言われても、元通りに治すことができません。
 「もう2~3年早く来院してもらえたらよかったのに…」
 と思うケースが、とても多く見られます。

 だからこそ、本書を通じて腎臓の役割や価値を知っていただき、「腎機能が悪くなりはじめたら早い段階で治療に取り組みましょう」というメッセージを送りたいのです。

 たとえば、身体がむくむ、気だるさがある、息切れする、身体に変調を感じる、といった症状がある人は、腎機能が低下しているかもしれません。
 糖尿病の人、糖尿病予備軍の人も、腎臓に何らかの支障をきたしている可能性があります。

 このような症状がある方々は、ぜひ本書を読んでいただきたいのです。
 本書をきっかけに、腎臓とのいいお付き合いができる人が増えることを心より願っています。

感想・レビュー・書評

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  • 腎臓の働き:老廃物や不要物を尿から排出 体内不意分量調整 電解質・PH・血圧調整 カルシウム・リンの代謝&ビタミンDの活性化
    エネルギーをしっかり取る 適正なカロリー摂取 炭水化物;蛋白質;脂質=50:20:30 減塩・1日6g以下 魚料理は毎日OK 長寿に必要な蛋白質の摂取 必要な水分量は人によって異なる 手ばかり栄養法→摂取量のコントロール サプリメント<食事コントロール サプリのプロテインは不要 脂肪酸=飽和+不飽和脂肪酸 高リン食品:乳製品・卵製品・肉/魚介類・豆/納豆 運動→NO/一酸化窒素の分泌促進 Borgスケール/自覚的運動強度 筋トレ→体を支え代謝を上げる

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著者プロフィール

心臓専門医(循環器専門医)・総合内科専門医・糖尿病専門医・透析専門医広島大学医学部医学科卒。京都大学付属病院、三菱京都病院等で循環器内科、糖尿病を専門として15年の勤務を経て独立開業。「第一は生活習慣の見直し」をモットーとし、治療薬や高度な医療機器による成果を出しつつも、患者自身が生活を振り返り、改善することを重視している。特に心臓疾患の多くが糖尿病などの生活習慣病と大きく関係していることを危惧しており、食事・運動といった日常の基本的な生活習慣改善を重点的に指導。生活習慣病は相互に関連することから、より質の高い医療を提供する医師としても珍しい4つもの領域の専門医資格を取得。「患者とともに歩む医療」をテーマに掲げ、日々の治療に励んでいる。

「2021年 『健康長寿の人が毎日やっている心臓にいいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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