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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784426130749
作品紹介・あらすじ
代表的な絵師から、ぶっちゃけこの絵のどこがすごいの?まで
世界に誇る大衆芸術、「浮世絵」について学べる決定書
YouTubeチャンネル登録者数10万人突破の堀口茉純氏監修!
浮世絵ってそもそも何?
いったい誰が最初に浮世絵なんて描いたの?
ぶっちゃけ、葛飾北斎の何がそんなにスゴイの?
絵師以外にどんな役割の人がいるの?
浮世絵にはどんな種類があるの?
そんな素朴な疑問が2時間でまるっとわかります。
全部のページをめくったあなたは、きっと浮世絵が好きになってるはず。
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突然ですが、2時間だけ時間をください!
まとめて2時間でも何日かに分けてちょっとずつでももちろんOK。
それだけ時間をいただければ、これまで「浮世絵って何?」状態だったあなたにも、きっと浮世絵を好きになっていただける。もともと「浮世絵が好き!」というあなたには、より深く愛していただけるようになる。
この本はそんなコンセプトで作られています。
とにかく難しいことは考えず、「お気に入りの作品や推しの絵師を見つけよう」それぐらいの気軽なノリで十分です。「浮世絵って面白いな」と少しでも思っていただければ、それが何より。
本書が、あなたを浮世絵沼に誘う入り口になれば。監修者としてこの上ない喜びです。
監修者執筆「はじめに」より抜粋
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みんなの感想まとめ
浮世絵の魅力を手軽に理解できるこの本は、初心者から愛好者まで幅広く楽しめる内容です。浮世絵とは何か、代表的な絵師やその作品の魅力について、分かりやすく解説されています。特に、独学でデビューした絵師や多...
感想・レビュー・書評
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浮世絵とはなんぞや?という私が、浮世絵にハマってしまった本です。
タイトルに「2時間でわかる」とあるとおり、浮世絵のあれこれが手とり足とり、分かりやすく説明されているのはもちろんですが、たくさんの浮世絵作品がとっても魅力的で….ずっと観ていたくなる。(こればかりは2時間では足りない)
ほとんどの絵師が、弟子入りを経てデビューしているのに、独学で15歳にしてデビューした絵師(奥村政信)がいることを知ってビックリしたり。浮世絵の、画題の豊富さに驚いたり。
機会があれば、美術館や博物館で本物を見たいです。
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わかったようなそうでもないような。でもぱらぱらめくるだけで楽しいビジュアル本。
浮世絵とは何ぞやから始まり、技法、使用目的、主な絵師、画題、終焉から新版画まで、説明も簡潔に記してあります。
<浮世絵とは?>
浮世絵以前の絵画は、公家や大名の庇護を受けた狩野派など名門の日本画が主流。それが明暦の大火(1657)後の江戸復興とともに庶民文化が勃興。そこに菱川師宣(1618-1694)が現れ、それまでの絵入り版本の挿絵だった浮世絵版画を、1枚の独立した絵画作品として署名入りで発表して、浮世絵というジャンルが確立された。
メモ
・浮世絵には「肉筆画」と「版画」がある。
最初は肉筆画のみで高価だったが、菱川師宣が「木版画」に重点を置いて浮世絵を製作し、庶民にも手が出るようになった。
・墨摺絵:黒一色 寛文10(1670)に菱川師宣が版本挿絵や絵本類から絵だけを独立させたのが始まり。~宝永(1711)頃まで制作。
・筆彩色「丹絵」:墨摺絵に主に丹(朱色)を彩色。元禄(1688)~正徳(1716)にかけて制作。鉱物の鉛丹を用いる。
・筆彩色「紅絵」:丹のかわりに植物性の「紅」を使用。黄土色、草色、黄色、藍色、緑色、漆墨、金泥なども。寛保(1741)頃まで制作。
・筆彩色「漆絵」:黒色の部分に「膠」を使用して光沢を出し強調する。享保(1716)~寛保(1741)頃に制作。
・紅摺絵:墨摺絵に「紅」を主として緑や黄色の色版を加え、版木に「見当」多色摺り版画の基礎を作る。最初は2~3色、後に4~5色。
・錦絵:「墨摺絵」から約100年、明和2(1765)、鈴木春信が現れ、紅摺絵を応用した画期的な木版多色摺りの技術を開発。まるで錦のように美しいので錦絵と呼ばれた。
富裕層の間で「絵暦」という複雑な当時の暦を絵入りで製作したものを交換する「絵暦交換会」が流行。もとは個人で制作していたものをプロの絵師に下絵制作を依頼するようになった。
<制作過程>
①版元:企画を立てる。絵師に依頼する。
②絵師:版元から依頼を受け「画稿」という下絵を作成。版元のOKが出たら決定稿となる「版下絵」を制作。配色や彫りの指示をする。
③摺師:下絵に描かれていない細かい部分を補うことも。
④摺師:全てが擦り終わると、版元と絵師のチェックを受ける。
・「毛彫」髪1本までこだわる
・「空摺」凹凸で立体感を出す
・「ぼかし摺り」グラデーションをつける
・「雲母摺」雲母の粉末を絵具にまぜ膠液で溶かす
<版元>
現在の出版社やプロデューサーにあたる。当時は浮世絵は芸術というより商品に近いので、売れなければ意味がない。構想、絵師、彫師・摺師を選び、使用する「彫り」や「摺り」の技法を指定し、シリーズにするか1枚ものにするかの販売形態を決める。版木の所有権も持つ。
<売られていた場所>
最初の「本摺り」(約200枚)は版元から主に日本橋付近の「絵草子屋」や「地本問屋」に卸された。
値段は20文程度(かけそばは16文)
<浮世絵は何に使われた?>
物語の挿絵、推し活グッズ(役者絵、美人画)//ニュース(明治期、事件を錦絵と文で売った)//有名人の訃報、戦況報告(幕末維新期の戦争の錦絵)//ファッション雑誌(役者絵や美人画は現在のファッション雑誌のような役割も)//広告(薬品、呉服店などが店の宣伝に、のれんに屋号を記すなどの絵を)//旅行ガイド(名所絵:富嶽三十六景、東海道五十三次、など)//グラビア雑誌として(美人画)//エンターテインメント(風刺画、戯画、春画など)//ゲーム・おもちゃ(すごろく、おもちゃ絵など)
絵師は始祖・菱川師宣から昭和期にも活躍した吉田博まで33人をピックアップ。
<浮世絵の画題>
美人画・春画・役者絵・死絵・見立絵・長崎絵・浮絵・花鳥画・武者絵・戯画・相撲絵・名所絵・鯰絵・横浜絵・開化絵・戦争絵・新聞錦絵・歴史画・おもちゃ絵
<海を渡った浮世絵>
1856年、フランスの銅版画家フェリックス・ブラックモンが日本から輸入された陶器の緩衝材に使用されていた、葛飾北斎の「北斎漫画」に衝撃を受ける。1867のパリ万博でも浮世絵は出品され「ジャポニズム」ブームに。
<産業としての浮世絵の終わり>
・明治政府が春画の売買を規制すると、美人画に描かれる遊女も同様の認識で捉えられ、おおらかに”性”を肯定し楽しむことが無くなる。
・最後の浮世絵師といわれた月岡芳年が明治25(1892)年に亡くなると、その後継者の水野年万は日本画へとシフト
・日清・日露戦争では、浮世絵より安く制作できる石版画や銅版画のほか、写真が導入され、浮世絵は終焉に。
<芸術品として復活~新版画の登場>
・最後の版元と呼ばれる渡邊庄三郎が1909年に摺師と彫師を雇い、浮世絵を復活。
・伊藤深水、川瀬巴水など伝統的な浮世絵の技法を踏襲しつつより芸術性を重視した、写真とは異なる創作的な浮世絵を生み出そうと試み、「新版画」と呼ばれる多くの名作が生まれた。
2025.2.10初版第1刷 図書館 -
浮世絵入門書
北斎展の予復習にパラパラ斜め読み。
整理されていて、とても読みやすかった。
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パラパラと。分かりやすいし読みやすい。浮世絵、意外と面白いかも。
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オールカラーで素晴らしい1800円~1浮世絵の始まりと隆盛2時代を駆け抜けた絵師たち3多岐にわたる浮世絵の画題4世界に出た浮世絵とその終焉~作品がデジタル化されて利用も安く(無料?)でできるから安く売れるんだろうね。2時間では無理だけど読みやすい。終わり方が唐突だが好き
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浮世絵の人間の描き方(特に女性)、描き方がほぼ定型化されていて、言ってみれば漫画のデフォルメされたイラストに近い一般化だと思うのだが、これが江戸時代ほぼ丸々+明治期までずいぶんと長く続いたものだなぁ。
一番最後の橋口五葉の『化粧の女』はどこか現代的なイメージに近い気がする。これが明治〜大正の人なので、明治くらいから徐々に変わっていったのだろう。明治期でも水の年方とかは女性は浮世絵っぽいのですぐに切り替わったわけではなく、徐々に変化していったのだろうけど。 -
2時間では無理(笑)!!
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文章量が思ったより多いので、「2時間でわかる」はちょっと語弊があるかな…。浮世絵が売られていた場所に言及されていた点では新たな発見があった半面、絵師の紹介が多すぎてこりゃ覚えられないな、とか。「2時間でわかる」と言うならもうちょっと絞っても良かった気もするけど、どれだけの文献とか読み込んだらこれだけの絵師に出会えるのかな、とも思いました。そういう意味では熱量は感じました。
あと、横書きの構成にしたのは作品も大きく紹介したかったからですかね?今まで読んだ本が縦書きだったので、ここも違和感ありました。
この本が好きな人におすすめの本
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