内藤忍の資産設計塾: あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法

著者 :
  • 自由国民社
3.64
  • (29)
  • (36)
  • (66)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 346
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784426774035

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • "人生の目標をかなえる新・資産三分法。様々な資産運用に関する本を読んできたが、この本は、木村剛さんの本同様、わかりやすさと、行動へ移すハードルの低さは同様。
    資産三分法とは、株式、外貨、不動産、債券を組み合わせた長期運用のこと。"

  • 非常に勉強になる。資産をどのように設計すべきかの指南書。特に投資を初めて行う人やこれまで失敗した人は一読すべき本である。詳しい解説もあり、注釈まで読み込んだため時間がかかったが、価格以上の知識が読了後身に付いている事は間違いない。

    唯一不満点は、投資信託を進めているが、購入にあたる手数料についての考察が不十分ではと感じた。信託手数料などの注意点は書かれているものの、結局購入時の手数料がネット証券等では高額で一定の利益を出す場合には、ノーロードの投資信託などは配当もなく+にするまでかなり時間がかかる。この点もきちんと解説が書いてあるとありがたいと思った。

  • 著者はマネックス証券CEO室にて資産設計を担当し、現在は株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長をされている方である。
    しかし、この著者でさえ、個人投資家に必要なことは、目標設定であると言っている。
    いつまでにいくら欲しいか、資産、健康、趣味、家族、友人、仕事などのカテゴリごとに現在と夢を描き、その夢をかなえるために、何年後にいくら欲しいかを明確にすることが大切であると言っている。
    現に、巻末付録は「目標設定シート」となっている。

    また資産は銘柄や投資法ではなく、資産配分(アセットアロケーション)こそが大切であり、1時間投資について考えるとしたら、45分をアセットアロケーションに使い、残り15分で銘柄やタイミングなどを考えればよいと言っている。
    巻末付録2は「資産管理シート」だ。

    ファンドマネージャーとして、数々の投資を経験した著者でさえ、やはり主張することはごく基本的なことなのだと、あらためて驚いた。

    本の概要は以下のとおり。

    <本の概要>
    いつまでにいくら欲しいのかを明確にすること。運用は長期運用を基本とし、資産配分に時間を使い、銘柄やタイミングなどはあまり考え込む必要はない。
    確実に増やすことを考えるのなら、コストを削減することに気を使うこと。コスト削減は確実に儲けることと同じだからだ。
    個人投資家は株などでカモられるのがいやなら、まずはファンドなどに投資しプロを活用すること。
    注目されているETFと投資信託のいいとこどりをするのなら、積立投信で一定金額を積み立て(100万程度以上が望ましい)、ETFに買い換えると良い。
    なぜなら、ETFは売買手数料が必ず発生するため小額の売買を重ねていくには向かないが、信託報酬は投資信託の1/3程度で抑えられるため、
    投資信託でコツコツため、ETFで長期保有するという方法が個人投資家にはおすすめである。

  • 木村剛氏の「投資戦略の発想法」と並ぶ投資の基本部分が網羅されている総合的な本です。投資に関して全体を学ぶには最適な本です。投資を始める前に読まないと損をしそうです。(←ていうか損した。。。)

  • 投資をはじめるなら、まずこの本から。

  • 著者は有名な内藤氏である。東大卒ーMIT(MBA)ー住友信託で為替ディーリング、
    それ以降も、金融関係でキャリアを積み、投資会社CEOである。

    内容は、木村剛氏の著作物と似たような感じになっている。長期的資産設計という視点に
    立ち、リターンと同様にリスクと手数料を勘案しろ。ただし、投資商品はそれぞれ利点と
    欠点があるから、良く勉強し、自らの最適な組み合わせをしろって感じ。

    かなりの良書であると思う。
    そして、唯一木村氏と異なるのは、各金融商品を詳しく説明している点、各金融商品の
    詳しい紹介、及びそのアセットアロケーションの各相関関係など、結構細かく記載してある。
    最初の資産形成には、木村氏の著作物と本書、この2冊をまず読むべきであると、個人的には
    思う。(学習方法にまで言及してある点は、かなり評価できる)

    大きなポイントは、木村氏と変わらないが、まぁ挙げておくと、

    1.長期投資が大切
    2.アセット・アロケーションがなによりもリターンにインパクトがある
    3.夢・目標が大切!これなしでは、なにも決められない

    以上の3つである。特に3は当たり前といえば当たり前なんだが、忘れがち。
    何歳までにいくら欲しいのか?これが出来ていないと、そもそもリスクをどれだけ取って、
    リターンをどれだけ必要とするのかを決めるのがなかなか難しくなる。
    まぁ、適当に5%とかでも良いと思うが・・・。

    しかし、基本は、

    1.自己投資による底上げと、市場における自身の価値上昇
    2.節約こそ、もっとも大きい利回り
    3.自身に見合った生活スタイル

    だと、個人的には思う。
    贅沢はいけません(笑)足りるが知る。清貧を目指したいと思う。

  • 個別銘柄を選択するのではなく、その準備で80%が決まる。

    まさに自分が探していた本という感じです。

    『らくらく3000万稼ぐ』とか

    『サルでも、バカでも』

    とか・・・そんなんあるはずないだろ。

    現実的な資産配分や、基礎的なことを書いてくれてます。

    辞書でございます。

    現実を見たい人にはお勧めです。

    あ、新版が出てる。。読まなきゃ!

  • 10万円でもまずやる →人生ハジマタ

    知識武装してもやらず口だけ→人生ハジマラズ

  • 資産形成のための実践的指南書。とてもよい。

  • いざ投資を始めるにあたって、巷の本屋の店頭に数多く並ぶ、株とか為替の戦術本に走りがちだが、個別の商品(株・投資信託・債権・為替etc)についての解説をフォローしつつも、じつはそんなことよりも資産配分が一番大事ですよ〜ってことがよく理解できる。この本読んで以来、内藤忍氏のファンになったスよ。超オススメ!オイラはこういう本は投資に取組んでいくに当たって、最初に読んでおくべきだと思う。

著者プロフィール

株式会社 資産デザイン研究所 代表取締役社長一般社団法人 海外資産運用教育協会 理事長1964年生まれ。東京大学経済学部卒、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント(MBA)卒。金融機関を経て、1999年にマネックス証券株式会社の創業に参加。株式会社マネックス・ユニバーシティなど、グループ会社の代表取締役などを歴任後、2013年1月より現職。早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。「内藤忍の資産設計塾」シリーズなど著作は40冊を超える。毎週金曜日配信の「資産デザイン研究所メール」は、配信数4万9000通を超える人気。 内藤忍の公式ブログ「SHINOBY'S WORLD」も毎日更新中。

「2022年 『あなたの人生に最適なお金の増やし方が見つかる 投資図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内藤忍の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームズ アレ...
水野 敬也
ロバート キヨサ...
エリヤフ・ゴール...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×