ある数学者の生涯と弁明 (シュプリンガー数学クラブ)
- シュプリンガー・フェアラーク東京 (1994年10月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784431706656
作品紹介・あらすじ
英国が生んだ整数論の巨匠ハーディが率直明快に数学観を論じた名篇『ある数学者の弁明』と、友人スノーがその栄光と悲劇を描いた『ハーディの思い出』の2篇を収録。インドの無名の若者ラマヌジャンが、ハーディによって初めて天才数学者として開花するエピソードも赤裸々に綴られている。
感想・レビュー・書評
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950円購入2020-03-08
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ハーディ、ひいては数字者の晩年の切なさが伝わってきた。
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ハーディの数学、純粋数学に対する愛を感じる作品。
数学とは、純粋でなかればならない。
純粋数学はもはや芸術である。
そして、この本は老人の孤独なつぶやきでもある。
この文章に泣けた↓
気がふさいでいるのに、もったいぶった嫌な連中の話しを聞かなければならない時は今も心の中でつぶやく「よろしい、私はあなた方が決してできなかったことを一つやり遂げた。それは、リトルウッドやラマヌジャンと対等に協同研究したことだ」と。
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