近似アルゴリズム

著者 : V.V.ヴァジラーニ 浅野孝夫

• シュプリンガー・フェアラーク東京 (2002年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、近似アルゴリズム理論の最新の成果を、系統的に直観的にわかりやすくまとめた解説書である。複雑で手強そうに見えるアルゴリズムも、そのアイディアを深く解釈して、単純明快に記述し、同時に新しい洞察も加えている。さらに豊富な例題や図解も盛り込み、読者の理解が深まるよう入念な工夫も施されている。

感想・レビュー・書評

[sateさんの感想 · 2012年7月4日]

　読んで良かった。集合分割まわりで再読。グラフのカットに関する近似解法の
　知見が確認できた。良かった。この書籍は、やっぱり重宝します。現状、多目的の
　一見解が見得てきただけ。残りは見透けられるだろうか。不安定な日々が続きそう。
　所感に戻る。Gomory-Hu 木。すごい楽しげ。演習追っかけると、理解できる
　構成がすごい楽しかった。でも、そこそこ時間かかっちゃいそうだし。どうしよ。
　これは私信）
　今回の流れ。なんか課題設定を聞かされる。そこで、問題を数学的に定式化し、
　Garay＆Johnsonで基底となってるっぽい問題を特定し、先方へ教示。
　自分たちの課題とも関連があることが判り、独自に、近似アルゴリズムの
　アプローチを確認し、メタヒューリスティクスの精度向上の助成を考えると伴に、
　課題設定にどういう制約があると、より現実的な解法が得られるかを思案中。
　既存研究のリサーチは不十分なのだけど。えへへ。