- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784433337773
感想・レビュー・書評
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企業が不祥事を起こしたら謝れ。
まぁそうですけど、、謝罪にフォーカス当てすぎても良くないのではないか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"この本は、法律の魂を語った本。内部統制に関する法律を徹底的に肯定的に捉え、その法律が望んでいることを丁寧に解説したわかりやすい本だった。
しかし、こうした法律はそもそもアメリカの企業が起こした不祥事が原因である。また、その不祥事を不幸中の幸いとばかりに、アメリカ(アングロサクソン)のいっている世界標準(自分のルールを多くの他国に押しつける)を展開することで、自国の産業を発展させる手段としているともいえる。つまり、法律家や弁護士をたくさん抱えているアメリカは、他国にも法律家や弁護士が活躍できるように(輸出できるように)法律社会の構築をしたたかに進めているような気がする。
斜めに世の中を見すぎているのかもしれません。日本は、世界の中でユニークな存在である我が国のステイタスを高めるものを政治家を交えて本気で、したたかに、他国を洗脳(言葉は悪いが・・)していくくらいのことを考えないと国民は食べていけなくなりますよ。
節税そのものも経営者の考えるべきことだという事に、素直にびっくりした。" -
おもしろかった。
自助の精神による 豊かさと潤いを求める。
サミュエルスマイルズの本を翻訳した中村正直
「西国立志篇」が、明治日本に 影響を与えた。
その後 竹内均が訳して「自助論」とした。
豊田佐吉、三宅雪嶺
内部統制の本質を理解するには、
リーガルマインドがわからなければいけないと説く。
中村正直が影響を受けたのが、佐藤一斎だった。
明治の国のあり方を さし示し、形成した。
それが、いまは 忘れられているのである。
天は自ら助くるものを助ける。
自助の精神と主体的・自律的な精神を
内部統制の柱とすべきである。
ジョンソン&ジョンソンが、「我々の信条」で
企業の責任を語っているのである。
残念なのが 日本の企業のクレドではないことだ。 -
2007年くらい。内部統制に興味がとてもあった当時。
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自助論(西国立志編)の考え方をベースに、経営に 求められる哲学に迫る一冊。
わが国の会社法改正が本年5月1日にあったとこ ろ、本質的な「所有と経営の分離」が進むなか、経営とは・ガバナンスとは何なのかについて、理解の助けになること請合い。
ジョンソン・アンド・ ジョンソンの「我が信条」付。 -
I先生が内部統制の基本として勧めてくれた本。これも内容忘れた。要再読。
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税務訴訟に強い、鳥飼弁護士の著書
前半は、サミュエルソンズの「自助論」を引き合いに出し、社会に存在する企業の意味というものにまで言及した企業論。
後半は実務的な考え方や(特に)経営者・取締役が負うリスクについての説明となっている。 -
上場企業の役員は必読ではないでしょうか。