あめだま

著者 :
制作 : 保坂 重政 
  • にっけん教育出版社
3.48
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本棚登録 : 104
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434030314

感想・レビュー・書評

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  • 人間味あふれるお武士

    『あめだま』という作品と『げたにばける』作品の2シリーズ

    あめだま〜お侍にビクビクするおかあさんが最後には安心する。それまでの経緯を楽しみましょう!

    げたにばける〜たぬきのおかあさんも読者もはらはらしますが、男気あふれるお侍に、最後には笑顔があふれる作品でした!

  • 新美南吉の童話が二作、「あめだま」と「げたにばける」が載ってます。いずれもお侍が出てきますが、心の優しいお侍です。

  • 「げたにばける」を読みました。

  • 読み聞かせにオススメ

  • 4-434-03031-0 31p 2003・4・8 初版1刷

  • 教師が,代わる代わる学年の子どもたちに読み聞かせをするってのがあって,購入してみました。
    が,最近は,5年生の国語の教科書に載っているんですね。知りませんでした。
    低学年の子たちは,サムライが刀をぬいた場面で,ドキドキしていました。おもしろかったです。

  • 新美南吉の お侍の登場する物語が2作収録。

    「あめだま」渡し船に乗り合わせたお侍と、母子二人。子供らが一つだけのあめだまを取り合っていると、それまで居眠りをしていたお侍が、あめだまを出せと言う。母があめだまを渡すと、お侍は舟のへりにそれを乗せ、刀で割って、子供らに分けてやった。強面のお侍の優しさがいい。
    「げたにばける」子タヌキが化ける練習をしている。が、なかなか上手くは化けられない。なぜか下駄に化けるのは上手いが、それをたまたま、鼻緒の切れたお侍が見つけて、タヌキの下駄を履いて行ってしまう。だが、もともと子タヌキ。歩いているうちに、尻尾がでてしまう。お侍は村の下駄屋に着くと、「や、ごくろうだったのう」と言って、子タヌキにおあしをあげたのだった。

    そもそも、お侍は威張っていて、機嫌をそこねると殺されるほどに怖い事がある、という前提が・・・今の子どもたちにはそんなに分からないかも。
    時代劇などを、もっとやらないと(見ないと)知り得ない道具や言葉や生活を、ちょっと説明するべし。

  • 散歩がてらの図書館で借りてきました。

    さむらい、には、
    プライドが高く、短気で、
    怒らせると斬られかねない、というイメージがあるよう。

    「あめだま」「げたにばける」の2作が収録されています。
    どちらのさむらいも一見怖そう、でも・・・。

  • ひょうひょうとしたユーモア。

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著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校(現・県立安城高等学校)で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2019年 『子どものすきな神さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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