The chat

著者 :
  • アルファポリス
3.34
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本棚登録 : 91
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434034404

作品紹介・あらすじ

ソフトウェア会社に勤める平岡が通っているチャットルームに“インターネットの亡霊”と名乗る者が現れた。 彼は、自分は既に殺されており、亡霊となって“不要なファイル”を削除していると語った。 やがてその言葉通りに、凄惨な方法で次々とチャットメンバーが消されてゆく。平岡は、姿の見えない“亡霊”に、閉じ込めていた過去を思い出した…異色ホラーミステリー

感想・レビュー・書評

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  • 2003年創刊された本"THE CHAT"。
    20年も前に創刊され、今読むには一昔前の題材であり、既に名だたるミステリーがあるなかで驚異的なミステリーだった。

    チャットなので、先読みすれば分かることなのに更にその上を行くどんでん返し。

    途中で不思議に思った石倉の行動も最後の伏線回収で納得の行動。
    拓海の神を信じる気持ちと山村の神がかりがある意味チートではあるが、その余韻を残し2.0へ。
    平岡にはいい終わりではないが、個人としては好きな終わり。

  • 面白かった。一気に読んだ。

  • 箸休め。頭を使わない読書ってやっぱり娯楽だあ。いい意味でボーッと読める。チャットの匿名性を利用した超常現象的演出。ホラーというよりミステリーか?常に人間臭さがつきまとうから、亡霊の仕業、という発想には至らなかった。最後のオチは雑すぎる。そんなことが簡単に日本でできるわけない。てか少年院にいたあなたのどこにそんな資金が?いやいや、この小説にそんな論理はいらんか。

  • 結構楽しめた。
    ラストは納得できない面もあるが、許容範囲。

  • インターネット系の良質なホラー。知らぬ間に個人情報が抜き取られ、殺人犯に追いつめられていく過程にドキドキした。
    だが、ラストはいただけない。そのオチはないでしょwどこに伏線があったw

  • 昔メルマガで読んでたけど最後まで読んでないから読んでみました。
    ミステリーホラーらしいけど怖さは一切なかった。
    ただめちゃくちゃグロい・・・。
    それにどんでん返しの連続で疲れたし読了後の気持ちとしては最悪。
    でも、結構楽しめたかも。

  • あらすじを読んで面白そうだから読んでみた。
    自分の想像した展開とはまったく違う展開が次々と…
    いい意味で裏切られて読んでいてとても面白かった。
    グロ描写も(若干だが)あるけど、自分は大丈夫だった。
    最後の最後で一番びっくりする!
    え?えっ―――ッ!?!?で終わる。
    全部読み終わった後も、色々と想像できるのが良いなぁと自分は思った。
    1回読むだけでなく、2回、3回と読み重ねるともっと面白さがわかるかと…
    (図書館で借りたから時間が無くて1回だけしか読めなくて後悔)

  • 小説。

    チャットということはパソコンの話かなと思い、
    表紙だけ見て図書館から借りてみると、まさかのホラー。笑

    凄く怖かった。

    けど、こんなに集中して読み切った本は久しぶりです。
    作品の中に入り込んでしまう1冊でした。

    けど怖かった…。

  • うおっ! コワっ!
    スプラッター系のホラーは意外とビビらず読めるんですが
    これはちょっとコワかったっすねー。
    終盤に一気に畳み掛ける超ハイスピードな展開とその
    真相はかなりのジェッットコースターでヤバいです。

    ストーリー自体は結構陰湿で嫌な感じなんですが
    そこは目を瞑って...というか作品の持つパワーに引き込まれてしまいますね。

    山田悠介の作品よりもすっと小説として丁寧だし、コワいっす。

  •  チャットを題材にしたホラーサスペンスです。内容は怖い、酷い、救いなしの三拍子ですが、なかなか楽しめます。
     最後の方は「え〜」って感じの展開になりそこが気になってしまったのでこの評価。ネタばれはしたくないのでこの程度にしておきます。

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著者プロフィール

1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」「THE QUIZ」などで異色ホラーミステリー作家として注目を浴びる。著書は他に「時間島」「タイムカプセル」「庵谷高校の死神 閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」(ここまですべてアルファポリス)、「天空高事件」「幻双城事件」(角川文庫)、「へたれ探偵 観察日記」シリーズ(幻冬舎文庫)などがある。

「2017年 『君が何度死んでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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