天下無敵のオオカミさん! (リーフノベルズ)

著者 :
  • リーフ出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434035630

感想・レビュー・書評

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  •  キャラたちが豪華フル出演な話。
     最近、BL読んでて思うのは、作者さんの中には、やたらといろんなキャラと関連を付けたがる人が、時々、いるってこと。
     まぁ、それだけそのキャラたちに愛着を抱いてるってことだから、全然構わないと思うんですが、関連に気を取られると、肝心な物語が二の次になってしまうので、「うーん」って感じの時もあるんですよね。

     まぁ、これはそこまでそんな感じじゃありませんでした。

     それよりも、個人的に気になったのが、挿絵の一海が(最初に男の人として描いてしまったからだと思いますが)、あんまり「女の人」にも見えないし、かわいくもない……という点。
     いやまぁ、絵がとか、顔が、とかじゃなくて。
     本当に男の人として、最初の挿絵を描いてしまったから、「女の人」にしようとしても、髪型が邪魔をするんですよね……。
     そんな髪型の女の人は、あんまりいないと思うんですけど……っていうのは、今更な話。

     そしてもう一つ、読みながら思ったのは、前から「どうしてこの作者さんの文章はこんなにさくさくと読めてしまうんだろう……?」って思ってたんですが。
     んーな行為以外の文章に、情緒も色気もあまりないからなんですね……。
     説明を一気にセリフでしちゃったりするし、それ以外の地の文章はただ淡々と事実を摘んでいくだけだし……。
     うーん……個人的には、こういう文章はあんまり好きじゃないです。
     最後の犯人に告白を迫るシーンも情感も何もなくなってしまったように感じました。
     一海の言葉だけを並べても、一方的に責められて「はい、そうです」ってあっさり認めちゃったようになってしまうんですよね。本当は、間で一海のセリフを切って、犯人の息づかいとかを入れると、もうちょっと臨場感溢れる文章になって、もっとよくなると思うのになぁー……と。
     まぁ、あくまでも好みの問題ですが。
     ただ、えちのボリュームは相変わらずの多さです(汗)

     で、最後にはいろんな意味で節操のない人たちなので、拠点にしてた一海の家でやり始めちゃって、まぁ、大変なことに……。

     作者さんの書いた作品の登場人物が出てきてるので、それらをすべて読んでおくと、キャラの違い、とかがわかっていいかもしれません。

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