若手行員が見た銀行内部事情 なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか
- アルファポリス (2003年10月30日発売)
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感想 : 17件
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Amazon.co.jp ・本 (203ページ) / ISBN・EAN: 9784434036545
みんなの感想まとめ
銀行の内部事情をリアルに描いた本書は、著者が実際に経験した職場環境や人間関係の厳しさを暴露しています。希望に満ちて大手メガバンクに入行した著者が目撃したのは、ハラスメントや過重労働、無駄な管理職の存在...
感想・レビュー・書評
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メガバンクの体験談。
以前にも、知人から聞いていたり、ネット上の愚痴や「○○証券残酷物語」を読んで多少の知識はあったが、それでも驚きがあった。ただし、本自体はただの体験談。
多少の部活経験があればこういう職場でも耐えられるだろうが、その我慢自体は無意味(というより不要かも知れなかった努力)なので、職場の人間関係を重視する人に金融は不向きなのかもしれない。
思ったことを羅列。
・学業優秀な著者はわずかに感情的な印象がある。
・是非判断を一旦脇に置いても、この環境では逆に仕事の能率が低下するのでは。従業員の文句ではなく職場の黄信号と捉えた方がいいと思う。
・「花形支店で優秀な行員が揃っているはずが人格破綻者が多い」これは笑えない。
・若手行員は上司のストレス発散の捌け口になっているというのは、先輩-後輩の連鎖が続いていく点で、いつぞやのどっかの国の軍隊の話に似ている。(上官が部下を殴り-部下がさらに若手を-最後に馬がいじめられる)
・中学の部活で理不尽に殴られていたのを思い出した。
脱線:集団の構成員をまとめる/教育する/規律を守らせる、場合には過剰な軍隊式以外ないの?縦でも横でも、いじめなら何処にでもあるが。
追記(2014-09-13):
著者の考えが甘い部分もあるし、この支店の程度がおかしいのもある。ミスマッチなのは間違いないが……
この手の話題になると、ネット上でも会話でも、ふたつの意見がぶつかる。(立場の強弱もある。)
1.「社会はそうできている以上、耐えられない個人の方が悪いから我慢すべき/変われ/辞めろ」という意見、
2.「労働法に反したり、道徳・倫理的に反する労働環境が悪い」という意見、
あと折衷意見も。
で、この手の議論を見ていても大してスッキリしない。日本的雇用意識やらブラック企業やらゆとり世代やらのバズワードがうるさいのもあるが、原因はそこではない。たとえ議論が進んでも、根本的に「価値観VS価値観」でぶつかり合うと、やはり妥協の解決しかなくなる。
経済学をかじったせいか、私は別のことが気になる(これも、煎じ詰めれば別の基準を持ってくるということだけど)。1つの社会の中で「不当に労働者を働かせることで得しようとする企業」、つまり労使関係がおかしい会社はいつでも発生しうる(というか、している)。これは、利益追求という企業の目的からして、ダメだけど自然なことだ。
さて、このブラック企業(ここでも定義不明瞭だけど置いといて)単体で見れば、(賃金以上に労働をさせたりして)普通にやるよりもうけ[利潤]は幾分よい。しかしマクロ的に社会全体でみると、労働者を供給する家計にこういうダメージ(別の表現ないかな……)を与えいる点は見逃せない。しかもこれは、企業が「そのこと」で得した分を相殺するだけでなく、帳消しにしても足りないほど大きい。すこし具体的に言えば、(厚生経済学の価値基準の一つの尺度としての「余剰」を使って)、社会的な余剰がマイナスになるということだ。これがどういう風に起こるかをまとめて端的に言えば、こういうことをする企業は「フリーライダー」と言える。
で、社会的にはそんなタダ乗りは許せませんよ、という話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これから就活をするにあたって読んだ。
本書は甘い夢を抱いて入行を希望する学生に対し警鐘を鳴らす。
銀行という機関で働く上でいかに「働くこと」に対する障害が大きいかを知ることができた。 -
某メガバンク出身者の銀行の内情の暴露本。
わたくし自身、就職活動中であり図書館で偶然出会ったこの本。今後についていろいろと考えさせられた。もともと、金融機関というのは厳しい業界だということは知っていたが、これを読むことによって一瞬引いてしまった。いい意味でも悪い意味でもいろいろと勉強になった。すべての銀行がこのような内情ではないと思うが、金融を志望する就活生は読むべき一冊である。 -
メガバンクの黒い部分を書いたノンフィクション(だった気がする)。
支店長に気に入られなかった昇進は無理。
などの、日本のおかしな人事制度を知ることができる。 -
そのまんま表紙の色の銀行のお話。2006年の昔に出版された本。
誇張も混じっているが、商業銀行における仕事環境のダークサイドが書かれている。要は、出世競争や合併によって社内政治力学がグチャグチャな状況に耐えられなくなってドロップアウトしたという内容だ。今はこんな支店少ないでしょう。
共感する部分もある。
キャリア市場において、会社側と就職希望者との情報には大きな格差があるし、結局「働いてみないと分からない」のが実情。短期間インターンとか就/転職説明会やキャリア雑誌では、大半が会社側のPRだろう。
でもだからといって、それで魅了されたのを「騙された!」というのは余りにも甘すぎる考えだと思う。
それならば、自分でどこの部分でどうして魅了されたのか(志、仕事環境、業務内容等)振り返って、会社に魅了されたその部分を自分自身から実現しようとすることをまずやらないのは何故だろう。
否、そんな努力をボランティアの如くする余裕ないから転職するというのは勿論正論だろうし、そんな努力は会社側から問題児扱いされるリスクもあるだろう。
けどそういうのって、他人の顔色を伺うのでなく、もっと自分に正直で、もっと純粋でいいんじゃないかな。
少なくとも変革させてやる気概とか努力もしないで転職するのは「逃げ」だ。そんな人が転職しても人間関係や仕事でうまくいくはずがない。
小生も周りで「"仕事"に殺された人」を見かけてきた。
けど筆者の場合はレベルが全然低くて甘いとしか思えない。
こういうタイプの人間は「こんなハズでは...」を無限に繰り返すよ。
自分で"答え"を見つけたり、"答え"を創って行かなくちゃ。 -
銀行の裏話が書いてあって興味深く一気に読んでしまった。今はこんなに悲惨な支店も少ないでしょう。
辞めた人の話ですが、入行前に銀行の闇の部分として知っておくのもいいかもしれません。 -
銀行について知ってみようと思い手にとった。
みずほ銀行が発足した2002年に入行した著者が見た銀行の内部についての暴露本
詳しい内容は本書に任せるとして、いわゆるハラスメントのオンパレードですな。こういう社会人になってはおしまいだという典型例のような人がたくさん登場しました。
教育的効果のない叱責からムダな管理職など様々。
OBの方々と会う時に聞いてみたくなってしまうほどのひどさでした。
銀行に興味のある人はどうぞ。 -
本当にこんなことあるのってくらいひどい。。。
セクハラ、パワハラ、使えない上司etc・・・
こういったことが本当かは、わからないが、銀行で若手がすぐ辞めているってのは事実。
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さてさて、今日の本の紹介です。
この本は3つの銀行が合併してできた
メガバンクに勤めた筆者が二年足らずで退職するまでに
行内で見聞きした事について書いてあります。
感想はいくつかあるんですが。
大きく【文章のうまさ】【銀行の内部事情に関して】の
二つに分けて書こうと思います。
【文章のうまさ】
この人はかなり文章がうまいと感じました。
楽しく次が読みたくなる文章の構成です。
いくつか理由を考えてみたんですが。
・えっ?と思うような掴みの文章がそこら中にある。
・皆が当然疑問に思うような質問に対してちゃんと答えがある
というか、疑問に思うように誘導されている気がする。
・心の中の独り言が非常にアイロニック。
かなと思います。
続きを読みたくなる文章っていうのは
かなり書く事が難しいと考えているんですが
それを出来ている筆者はうらやましいですね。
私も見習わないといけないです。
【銀行の内部事情に関して】
この本の内容でびっくりした事は
・朝、行員が行内に入る時は年次順に入っていく。
・何も生産的なことをしていない管理職の人達が1000万円を超える給与をもらっている。
・交通事故に巻き込まれて、休むと堂々と文句を言われる。
とかですかね。
他にも多くのびっくりする事がありましたが
これが本当の事だったら、就職先を考える上で
かなり大きな影響を及ぼしそうですね。
もちろん、この本の内容が本当かどうかっていうのは
わからないですが一回読んでみるのも悪くないんじゃないでしょうかと
思う内容でした。
借りたい人はお貸しします。 -
銀行内部を完全公開.
同じ金融業界で働く予定の者として読んだが,衝撃を受けました.
噂では聞いたことあったが銀行がここまで腐ってる組織だとは…
今思えば某メガバンクのリクルーターもかなり酷かったなー
金融業界志望は必読です! -
「銀行で働く人たち」の思考を理解するために読んだ本2。
私には耐えられない仕事場。 -
この本を読んで感じたことは、主に2点ある。銀行という文化が悪い意味での体育会的要素をかなり内在していることと、意外とうちの部活でも見慣れた点も出てくるという点である。
前者であるが、特に感じたことが、セクハラ、意味も無い怒鳴りと上下関係、病気への対応である。セクハラは正直ないな特に感じた。手にキスをする。手をなめる・・・とか正直ありえんだろ。マジで無理です。母親から徹底的にフェミニズム教育を受けてきたせいか、拒否感がかなりつよい。意味も無い怒鳴りとかにも萎えるけど、そこは松澤の親父がよく言うように、意地でも踏ん張っていきたいと思う。ただ、先輩が帰るまで後輩が帰ってはだめとか意味が無いと思うし、やるべきでは決して無いと思う。悪い意味での体育会が良く現れているエピソードだと思う。病気への対応も、絶対出てこい的な対応は、どの会社でもあるのかどうかはわからないけどあまり今の時点では到底認められるエピソードではないが、戸石さんもおっしゃっていたけど、「体を壊したら終わり」っていうことはこういうことなのかなと思ってしまう。
後者であるが、呑み会のシーンでその点を強く感じた。歓迎する気もない新人歓迎会なんかその最たる例だと思う。obとの呑み会ではそれを強く感じる。ただ、一方でそれはそれで当たり前なんだと思う。きっと歓迎会という名前だから誤解を生むんだ。新人紹介会って名前にすればわかりやすい。一発芸、支店長も一緒、エール、なんてのはよくあることだ。ただ筆者は、自分が楽しければいいという発想に基づいていて、こんなのは楽しくないとシャットダウンしてるから面白くないし、最悪だと思っているかもしれないけどこれはこれでなれてくると面白いし、要はどんな場でも楽しめることが重要だ。この辺は若干筆者のひとりよがりな面を感じた。
総合的に見ると、上下関係がかなりきつい印象を受けた。体育会系というのは、悪い意味での体育会もかなり内在していることに注意しなければならない。これは、ある程度ひとりで作業することが多い営業という面がかなり作用していると考えられる。メーカーのようにみんなで作業しなければどうにもならないところでは必然的にチームワークの形成が求められるし、銀行のようにひとりひとりがある程度独立的なところでは全員がライバルになり、壮絶なつぶしあいになってしまうのかなと感じた。
余談になってしまうが、そういう意味では現在のフラットで合理的な組織をお作りになった監督の合理性には本当に感謝しなければならないと思うし、これからは、はっきりと支持していきたいと思う。
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19年6月
なんとなく・・・・読んでしまった・・・。 -
800
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元銀行員が銀行での出来事について暴露します。ちょっと大げさじゃないかって思うところあり。銀行に就職を考えている方必見です。
