ジャポニスム 幻想の日本

  • ブリュッケ (2004年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784434044618

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパが形成した日本のイメージは、いわば彼らがこうあって欲しいという願望に基づいた像であり、それこそがジャポニスムを性格づけている。ヨーロッパに限らず、異文化を知ろうとする時、自分に必要で役に立つものを集めるのは、当たり前のことだからである。日本だけが例外であるわけがない。19世紀末のヨーロッパが選んだNIPPONとは?第19回ジャポニスム学会賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • ジャポニスムとは、19世紀末に西欧の美術に与えた日本美術の影響のことをいう。

    ゴッホが浮世絵を好み、モネが日本の自然美を愛したことは有名である。
    ジャポニスムを擁護した人々が、実は共和主義者であり、リアリズムの傾向を支持していたという。
    キリスト教的価値観や人間中心の芸術を打破したい人々は、日本美術に見られる自然主義や動植物のモティーフを活用し、意図的に賞賛した。


    ヨーロッパが選んだ「日本美術」は、彼らがこうあって欲しいと願うイメージに基づいている。
    ジャポニスムが、ルネサンス以来の芸術価値の脱構築に手を貸したという指摘は、おもしろい。

  • 2010年9月15日読了

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著者プロフィール

馬渕 明子(まぶち・あきこ):神奈川県生まれ。東京大学大学院、パリ第四大学大学院博士課程。東京大学助手、国立西洋美術館主任研究官を経て、日本女子大学教授、国立西洋美術館館長を歴任。現在、日本女子大学名誉教授、公益財団法人西洋美術振興財団理事長。主な著書に『美のヤヌス──テオフィール・トレと19世紀美術批評』(スカイドア)、『舞台の上のジャポニスム──演じられた幻想の〈日本女性〉』(NHK出版)などがある。

「2025年 『ジャポニスム 幻想の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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