フェイスレス (ジグザグノベルズ)

著者 :
  • リーフ出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434078804

感想・レビュー・書評

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  • 黒衣の伝説狩りシリーズ、蠍サイドの三作目、シリーズ通してでは四作目となる作品。シリーズでは初となる長編形式の形を取っています。

    人間なら誰しもが一度は抱くだろう「日常」からの逃避願望、その心の隙間に付け入った「顔のない友達」たち。雪山での温泉宿を舞台に、彼らとの戦いが始まる。といった感じの話です。
    蠍サイドの話では実質初とも言える(笑。イシュタムはちょっとねぇ)女性キャラがレギュラー登場、少しずつ明らかになっていくハガネの謎、「クロカマキリ」の世界との関係、モーリの立ち位置などなど、見どころたっぷりな話です。



    余談ですが、アンタレスではまだ思い出せていたソーマが、この話では既にマルスとテラーの事をほぼ完全に忘れてしまっているらしい様子で、それに少しだけ悲しくなりました。ううむ仕方がないんだとは判っているけれども…。

  • 【2007.10.18読破】

  • 「スコーピオン」から数えて三作目。徐々に話は闇へと近づいてきました。「クロカマキリ」を読んでいたら、もっと楽しいかも。<BR>誰しもが感じることだろう。現実はあまりにも身近にありすぎて、嫌気が差す。だがその現実を失うことは恐怖だ。形なきものが、闇に住まうものとしての能力を遺憾なく発揮し、人は人を失う。復讐は果たされる。世界が滅ぼされる前に、人の愚かさのために、滅びるのだとしても、それでも滅びることを避けるために、狩らなければいけない。たとえそれが人のものであったとしても。

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著者プロフィール

作家。独特の文体でハードボイルドやホラーなどを描いて人気を博す。近刊に、人気フリーゲームのノベライズ『被虐のノエル』シリーズ、『虚白ノ夢』、pixivミライショウセツ大賞優秀賞受賞『謳えカナリア』、第1回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞『常夜ノ国ノ天照』など。

「2019年 『被虐のノエル Movement4 - Look at me』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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