図説|神代文字入門: 読める書ける使える

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  • ビイング・ネット・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434101656

作品紹介・あらすじ

コミック・ゲーム・映画で見た謎の文字を、練習帳で読み方をマスター。32種類の五十音表ですいすい書ける。

感想・レビュー・書評

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  • いろいろな神代文字が紹介されていた(ほとんどが平安以降の作り物説をとってる)中、面白いものが数点。

    対馬ト兆(まちがた)文字
    対馬ト部(うらべ)、阿比留(あひる)家からの伝授。
    フトマニで使うマチガタ、つまり骨を割れやすくするために、あらかじめヒビを入れておく刻み目と似ているとか。
    確かに文字はひび割れのような形態。

    水茎(みずくき)文字
    大石凝真素美が天津金木学(フトマニの一種とも言われる)で感得したという。
    人口的なもののはずが、自然に現れるらしい。
    滋賀県近江八幡市水茎町(万葉集にも絶景として詠まれたスポット)にある岡山(海抜187m)の山頂から、琵琶湖を見下ろすと、次々と現れては消える水茎文字が観測でき、大石や出口王仁三郎が目撃したという。
    卜占のため理念的に作られた文字に、神秘的な伝説が付与されるという過程は、多くの神代文字の成立過程をなぞっているともいいうる。

    縄を結ぶ記録法
    中国では、漢字以前に、縄を結ぶ記録をしていた。
    日本では縄を結び、木に何らかの記号を刻んでいたという。
    この結縄は、琉球王朝時代の沖縄に残っており、藁算と呼ばれていた。
    全世界的文化で、ペルー、インカ帝国で用いられていたキープが有名。

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著者プロフィール

1961年生まれ。歴史研究家。と学会会員。龍谷大学卒業後、1984年から3年半、八幡書店(出版社)に勤務。その後、広島大学研究生、昭和薬科大学文化史・心理学研究室助手(1990?93年)を経て、歴史研究・執筆活動に入る。古代史・偽史・サブカルチャー関係の論考多数。著書に『日本霊能史講座』『日本化け物講座』(楽工社)など。

「2011年 『トンデモ本の世界 X』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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