からくり夢時計: Dream・clocks

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 541
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434123894

作品紹介・あらすじ

小6の聖時は時計店を営む父と二人暮らし。冬の終業式の日、就職で家を出ている兄と電話で大喧嘩、父にも叱られ時計店の作業部屋に隠れこむ。そこで聖時は不思議な鍵を発見。古い時計に差し込むと、突如、部屋の時計がすべて反時計回りに回転しだした。やがて聖時の前には一人の同じ年頃の男の子が——どう見てもそれは12年前のお兄ちゃん。そして幼い頃交通事故で死んだ母親の姿が。聖時のかけがえのない時間が刻まれてゆく……「虹色ほたる」の川口雅幸、待望の最新作!大人も子供も楽しめる冬の感動ファンタジー

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃、読書感想文用に選んだ作品。
    初めて「本を読んで泣く」という経験をさせてくれた私にとって記念の1冊。

  • 涙、涙の一冊。

    一人の時に読んで良かったというぐらい、思いもよらぬ涙にやられてしまった。 

    家族に不満を持つ少年、聖時がひょんなことからタイムスリップしたのは自分が産まれる直前の12年前。

    今は亡き母に出逢えた喜び、甘えたい感情には微笑ましさを、祖父との浪漫溢れる会話にはワクワク感をもらえた。

    終盤は涙、また涙。

    自分の存在意義、見えなかった愛。

    知らなかったことを知る時、それは人が成長する大切な瞬間に変わる。

    そして知った後、どう自分を見つめ直すか…聖時の素直さが心に沁みた。

    愛と今流れる時間と命の大切さが伝わる良作。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00291618

  • 子供向けの本だけど、面白かった

  • 長女のおすすめ本。自分が小学校の時、読んで一番良かった本らしい。
    後半、一気に話が進み、伏線が回収されていく。こういう本を読んで、よかったと思える記憶があるって、何だかいい。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 主人公と同じ小学六年生の時に読んだ。
    表紙の絵柄が素敵で購入したが内容も素敵で後半は涙が止まらなかった。人生で1番大切にしている本。

  • 小学校のときの課題図書で初めて父に買ってもらった本です。
    子供の頃の純粋な気持ちで読んでほしいあたたかい作品です。

  • 記録

  • 時間旅行の鍵って設定はありふれてる気がするけど、限定の時間待ちって所は面白かったです。
    戻ってきてからが、わくわくしますね。身近な人との、過去から未来への繋がりを自分も知っているところとか、次のタイムトラベラーへのお手伝いとか。自分だけができること、自分だけしかできないことの、使命感をくすぐられます。存在の肯定感大満足で、読了は多幸感で終わりました。

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著者プロフィール

1971年、岩手県生まれ。2004年、パソコンで文章を書く楽しさに目覚め、ホームページを開設。同年、サイト上にて『虹色ほたる~永遠の夏休み~』連載開始。大きな反響を呼び、2007年に同作でアルファポリスから出版デビュー、累計40万部突破の大ヒットとなる。2012年には東映アニメーションにより映画化される。

「2018年 『幽霊屋敷のアイツ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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