意味論的転回―デザインの新しい基礎理論

制作 : Klaus Krippendorff  小林 昭世  西澤 弘行  川間 哲夫  氏家 良樹  國澤 好衛  小口 裕史  蓮池 公威 
  • エスアイビーアクセス (2009年4月1日発売)
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434130335

意味論的転回―デザインの新しい基礎理論の感想・レビュー・書評

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  • 「〈デザイン〉の定義が間違ってる社会を俺は許さない」という激しいメッセージを受け取った。

    翻訳が読みづらかった。原著The Semantic Turn: A New Foundation for Designで読み直した。原文も分かりづらかった。
    http://booklog.jp/users/zerobase/archives/0415322200

    # キーワード

    ## 製品意味論

    - どのように人々は人工物に意味を与えるのか、また、それに続いて、どのように人々が人工物と関わるかについての体系的な探求。
    - 人工物がユーザーやステイクホルダーのコミュニティーに対して獲得する意味の視点で、人工物をデザインする、その用語と方法論。

    ## 人工物の軌道

    - 製品:普遍的な美学
    - 商品、サービス、コミュニティー:民俗的で地域的な美学
    - インタフェース:相互作用性、理解可能性、設定可能性 → パーソナル
    - マルチユーザーシステム/ネットワーク:情報の利用性(infomaticity)、アクセシビリティ、コネクティビティー → コミュニティー
    - プロジェクト:コミュニケーション、ナラティブ、目的、要点、方針、方向付け、開放性、参加
    - ディスコース:連帯(保守性)、生成(開放性)、再分節化

    ## 意味論的転回

    - デザインがデザイン自身のディスコースによって自らをリ・デザインするための種子
    - 「技術的進展に適応しなければならない人間」「適応する苦労をより軽くしようとするデザイナー」から「技術的発展の方向に影響を与えることのできるような人間」「生活の多様な実践、コミュニティー、そして個々人がくつろぎを覚えるのに必要な感覚を支えるための方法を見つけるデザイナーのイメージ」への移行。人間中心性、すなわち意味が重要であるという認識に向けての移行。

    # メモ

    サリバンの機能主義(形態は機能に従う)。 → デザイン原理 → 製品意味論による乗りこえ


    ブログで紹介した。
    http://ja.ishibashihideto.net/blog/2013/12/03/semantic-turn.html

  • すべてのソフトウェア, 「IT」関係者の必読書である.

    この本のすべては次の言葉に集約されている.
    「すべての人工物の運命は言語の中で決定される」(p.137)

    書名のデザインは工業デザインだけを指しているのではない. ソフトウエアを含むあらゆる「デザイン」を指している. いや, むしろ「ソフトウェア」こそが「意味論的転回した工業デザイン」でなければならないのである. にも拘らず, それを自覚している「IT」, ソフトウェア関係者はきわめて少ない.

    ソフトウェア開発の90%はモデリングであり, モデリングとはそれ自身言語行為なのである. 我々はこれから認知言語学の森に入っていくことになる.

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