時間島

著者 :
  • アルファポリス
2.60
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  • (4)
本棚登録 : 53
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434133480

作品紹介・あらすじ

「お前たちは島から生きて出られない」――突如送られてきた動画メールの中、『5年後の未来』にいるという『ミイラ男』がそう宣言した。廃墟の島『矢郷島』でのロケ中に、TV番組の出演者とクルーたちを襲う死の恐怖。誰が殺しているのか。なぜ殺されるのか。一体この島で何が起きているのか。仲間たちに疑念がはびこり、信頼関係は次第に崩されていく……「THE CHAT」「THE QUIZ」の鬼才・椙本孝思が贈る異色ホラーミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです!
    カンで犯人に目星はついたけど、こんなカラクリが…。

  • 少しSF要素を加えたサスペンス。
    ライトな文章は良いが、イライラさせられるキャラが多く、感情移入しづらい。
    結末の意外性もやや弱いか。

  • 読みやすい。
    平凡なオチだがそこそこ楽しめる。

  • 島だから読んでみたってやつです。
    これは、、、うーんという感じでした。

    やっぱり落ちって重要だよ。

    なんとなくリピートと被る部分があったけど、
    うん、リピートの方が俺すきだ。

  • 携帯の無料お試しで最初の方だけ読むことができ、面白そうだったので全部読んでみた。
    途中はクリスティの「そして誰もいなくなった」の如く、少しハラハラするが、結局はSFで超自然的な力が働いてた、みたいなオチで片付けられたのでちょっと釈然としないなあ。

  • これは...流石に...厳しいかなー。孤島での連続殺人という王道スタイルに
    挑んだ今作ですが、流石にこの展開は途中から明らかに解ってしまい、
    その結末もまさに想像通り...。特に大きな驚きなどもなく、あぁ..やっぱり...という
    着地で終わってしまっています。
    ホラーとしてもミステリとしてもどちらかに振り切ることもなく、やや弱い
    印象が残ってしまいますねー。むー...残念。

    きっとこういうストーリーで...と想像のつくB級のホラーサスペンスの
    映画をレンタルして感じるような、諦めに似たアノ感じ。

  • 重々しい感じ。
    軍艦島を彷彿とさせます。

    途中まではイイ感じなんですけど、Lastが…
    それはないでしょーって感じで。
    主人公も死んじゃって、生き残るのはアイドル一人で、そのアイドルが一人芝居って…。
    途中で犯人判ってしまうのも悲しかった。
    細かく、相手に分けて指示を出すのは理解するが、ケータイの電波が届かないのに、何故メールが送れたのかそこも謎のまま。
    5年の歳月が可能にするのか?
    それは読者が考えろということなのだろうか?

  • ”そして誰もいなくなった”系ですね。無人島で起こる殺人事件、携帯に届く未来からのメール。続きが気になってどんどん読み進められましたvラストは個人的にいまいち・・・ではあったけど面白かった。あと文体のせいだろうけど、たまに誰が喋ってるのか区別しずらいです。

  • 装丁からしてB級ホラーかと思いきや、面白かった。
    アガサクリスティのそして誰も居なくなった の現代オマージュっぽぃ。
    捻りもきいていると思われ。

  • 無人島を訪れたTVクルー達が巻き込まれるクローズドサークルものだと思って、読み進めていたのに、実は未来の犠牲者から操られ、みんながみんな殺人を犯してたと言うホラーもの。
    途中まで、誰が生き残るのか?
    誰が本当のことを言っているのか?
    結構、期待させてくれただけに、最後の強引なオチにはがっかり・・・
    でも、文体も読みやすく、厚みもないので、軽く読むのにはいい作品かも。

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著者プロフィール

1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」「THE QUIZ」などで異色ホラーミステリー作家として注目を浴びる。著書は他に「時間島」「タイムカプセル」「庵谷高校の死神 閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」(ここまですべてアルファポリス)、「天空高事件」「幻双城事件」(角川文庫)、「へたれ探偵 観察日記」シリーズ(幻冬舎文庫)などがある。

「2017年 『君が何度死んでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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