The quiz (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
2.78
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  • (9)
本棚登録 : 241
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434140594

作品紹介・あらすじ

優勝者には賞金1億円。華々しく広告された視聴者参加型の新クイズ番組。しかし、そこで待っていたのは、死と隣り合わせの残酷ゲームだった。決勝に進んだ十人の回答者の運命は?そしてクイズの真の目的とは?「THE CHAT」の鬼才・椙本孝思が放つ恐愕の異色ホラーミステリー

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすい内容だし、一部面白い心理戦も見られた。 でも全体的に薄っぺらい。オチもしっくりこなかった。

  • ー金か、死か。

    〈あらすじ〉
    賞金1億円のクイズ番組の最終ステージまで残った笠間。1位になれば1億円。しかし脱落者には、とんでもない未来が待っていた。逃げ出すことのできない会場で、1億円を手に入れることはできるのか。

    〈感想〉
    たまにこういうのが読みたくなります。
    ゲームと称して、簡単に人の命が失われていく、、、。
    非現実すぎて面白いんだろうなぁと思います。
    ライアーゲームとかすごく好きだったなあ。
    もう少し、クイズ自体が面白ければ、もっとわくわくしたなぁと思うんですけど、、、
    そして最後の展開、絶対納得できない人がいそうですが(笑)
    私自身は楽しめました〜。
    頭空っぽにして読める本というのもいいですよね。

  • よみやすさ2
    おもしろさ2
    またよみたい0

  • 優勝賞金は1億円。クイズ番組に挑戦することになった翔太。予選を無事2人で突破し、決勝会場を訪れる。そこには同じようにして選ばれた8人が既に集まっていた。緊張の色を隠せないが、次第にそんなことすら考えられない事態に巻き込まれていく。

    ***

    先日読んだホラーミステリーの同作者。前読んだ作品が不気味で面白かったので読んでみたところ、こちらはデスゲーム系の作品。読んでみて思ったのだが、うーん、私はデスゲーム系はあんまり得意でないかもしれない。

    人がどんどんスピーディに死んでいく作品は私の性格上没入できないのだろうと思う。

    前のホラーとは方向性の違うホラーで、オチまで読むとホラーミステリー??という感じ。
    クイズ番組の収録という事なので、途中でクイズの内容が出てくるのだが、ちょっとその辺が飽きてくる。
    読んでいる途中で参加者の個人的な事情に迫る問題や質問が連続して出てきたので、何か一つの事件に関する復讐モノのホラーかとも思ったが様子が違った。
    設定があまりに突飛すぎて困惑。壮大な計画ではあるのだが、そこまでする必要あるか?というのが個人的な感想。


    思惑が当事者たちの外で動いていると感情移入できない。しかもそれをオチに持ってこられて非常に困ってしまった。
    中盤ぐらいから終盤まで置いてけぼりを食らった気分だった。

    人がたくさん死ぬにしても、死ぬことに対して理由が欲しい。パニックものみたいに恐怖度を上げるために死んでいくモブじゃなくて、登場人物として死んでいくんだから、何かもっと大きな理由付けが欲しかったなぁ。

  • ひたすらつまらない。時間の無駄だった。
    最後のオチは少しだけ「おっ」と思ったが、登場人物や肝心のクイズ問題に魅力が無さすぎる。
    数学の天才なんて、どんな活躍するのか楽しみにしてたのになんにも発揮せずに死んじゃうし。
    作者の能力では「天才」設定の人物は扱いきれないんだろうなと思った。

  • H29.06.22 読了。

    ただただ安く売っていたので購入。
    昔、嵐の櫻井翔がこんな感じのタイトルのドラマやってなかったっけ?と思い、その原作本かな、くらいの気持ちで手に取った一冊。

    まず、読みにくい。
    いや、ページ数で言うと、薄めの中編くらいなので、わりかしすぐ読める。
    が、いわゆるケータイ小説みたいな雰囲気が合わなかった。
    文章に深みが無いというか、変にサッパリしてるというか。
    AmazonのKDPだっけ、個人で出版できるの、そんなノリな感じ。

    ツッコミどころ満載なストーリー。
    陳腐。
    変な問題に真剣になっている登場人物たち。
    本当に頭良いのか?
    選りすぐりの10人だよね?
    全然それぞれのバックグラウンドが活きていないし。

    小説って書くの難しいんだね、ということがよく分かる一冊だった。

    あと、グロ表現?を楽しんで書いている様に感じた。
    かといってオリジナリティーは皆無。

    多分、題材自体は決して間違っていないと思うし、、面白くなる要素は入っているのだろうが、その肝心な面白さが上手く描けていないと感じた。

  • この手のデス・ゲーム・ミステリって、定期的に読みたくなるよね。




    ・・・・・・( •௰• )・・・・・・



    以上です←

  • 全く面白くなかった。すぐ読めたからいいけども…

  • 2014.1.5

  • 2013.10.29再読 処分

    優勝者には賞金1億円というクイズ番組に参加した主人公と彼女。
    しかし10人が勝ち残った決勝大会は、クイズに間違えると殺されるというものだった。
    3問目から急に様相を変える問題。
    生き残るのは誰か?
    というパニックミステリー

    なぜこんなクイズ番組を始めたのかという理由が最後に一応説明されているのが良かった。
    ただ、登場人物に感情移入しづらく、読後感はかなり悪かった。
    設定が好みだったので残念。

  • 清涼院流水のような発想と感じた
    あらすじを読んで興味を惹かれたので購入

    ラストというか、結末は何だかなぁな感じ

  • 優勝賞金1億円の視聴者参加型クイズ番組。

    その予選を突破し、決勝大会に進めたのはわずか10人。収録スタジオには回答者以外誰もいないという異様な雰囲気の中、クイズ番組はスタートする。

    クイズは大型ディスプレイの中の司会者が出題。

    第1問目が出題され、正解発表と唯一間違えた不正解者の名前が読み上げられ時、それは突如として起こった!

    10人を待ち受けていたのは、クイズという名の残酷ゲーム。

    果たして10人の運命はどうなるのか?

    そして、クイズの真の目的とは……!?

    スピード感があるのであっという間に読めた。けれど、何となくあっけない感じ。

    確かにラストには多少の驚きはあったけど、内容自体は薄っぺらさを感じてしまう。

    登場人物も個性があるようでない。読んでいて誰にも感情移入出来ないのが致命的。

    タイトルに惹かれて読んでみたけど、ラスト以外は『んー』と思ってしまう。つまらなくはないけど、オススメする程でもない作品。

    詳しくは言えませんが、読後感もあまり良くないです。

  • 面白かったです。裏切られ方が秀逸!

  • クイズ自体は最初の方はクイズと言えないこともないものだったけれど、だんだんと人数を減らす、ストーリーを進めるだけのクイズとは言えないものに。

    ちょっと興味をそそる舞台設定で、山田悠介作品のように理不尽に人が死んでいくだけのものかとあまり期待はしていなかったけれど、理由がそれなりに用意されていた点はよかった。
    理不尽な殺戮も真相が明らかになると、現実的かどうかは置いておいてクローンだと分かった途端になーんだ、という気分になってしまうのは不思議。
    オリジナルでないならば何をしてもいいのか、という問題には触れないただの娯楽小説なのだろうけれど、考えてしまう。
    映像作品のノベライズのような感じで楽しめたけれど、現実には誰も死んでいないからいいでしょ、という結末は甘い…。
    登場人物たちはかわいそうだ。
    本物の主人公も。

    携帯電話の開発者モードって本当にあるのかな。
    あったとしたら、そんなものがあったなんて、と知れたことが一番の収穫。

  • 「THE QUIZ」と言うタイトル通り、クイズに間違えると殺されるという設定。そのクイズが私にはさっぱり分かりませんでしたが(笑)
    始めの方は、クイズの答えが分かれば、回答者の中で誰が死ぬのか分かる面もあるのですが、途中からはクイズの内容もなんかズレてきます。なんかおかしい、なんだこれは?って登場人物と一緒に思いながらドンドン読み進めていきました。

    回答者の中には、数学のスペシャリストや棋士なんかも居るの
    ですが、それがあんまり生かされていないのが少し気になりました。

    そして待望の結末ですが、これはビックリしました。
    想像の域を軽々と超えてましたね~。
    デスゲーム系小説では、主催者やゲームの意図がいまいち分からないまま終わるものも多いのですが、これはその部分がしっかり書かれています。
    うん、ここまでスッキリしたデスゲーム系小説は初めてです。
    面白かった。

  • 本自体も薄いですが、内容もちょっと薄い感じです。
    暇つぶし程度にさくっと読めるけど、
    少ない容量に内容詰めすぎてて、登場人物の心理描写とかほとんどありませんでした。

    伏線らしきものもいくつかありましたが…回収されてるんでしょうか?
    特に、Q6正解発表時とか。
    有里は何故そちらを選んだかとか。

    自分は本当に自分なんですかね。

  • 守山:2011.6.24(自己購入)
    薄い本ですがリアリティー抜群です。とあるTV番組の司会者がQUIZを出します。間違えると殺されます!あ~恐ろしや一体何が目的なのか?何のためにこんな恐ろしいことを!普通ではあり得ない状況ですが暇つぶしには丁度いいかも書店で一押しだったので買いました。真実はご自身で確認を

    赤木:2012.6/23
    人間の切羽詰まった行動がこの本から読み取れると言ったところですが、スリリングな内容がお好きな人はお勧めですが、基本穏やかな私にはイマイチでした。

  • 展開も登場人物のモチベーションもオチも強引に感じた。
    漫画ならば素直に読めたのかもしれない。

  • 異様な雰囲気のなか次々と容赦なく残酷な運命を辿る参加者たち。
    ほとんどホラー映画のような絶望感たっぷりの展開は最初面白かったが、あまりにも絶望的すぎて先が見えてしまったのが今ひとつ。
    最後の衝撃の真実も心の内側部分が腑に落ちなかった。
    ラストに彼にもう少し救いがあってもよかったのではないか。

  • 啓文堂書店のおすすめ文庫大賞第一位作品。
    厳しいクイズ番組の予選を勝ち抜いた10人。一堂に会して決勝が始まるが、クイズに間違うと即刻殺されるという残酷なゲームだった。優秀な予選勝ち抜き者達が、知恵を絞り、人間性をむき出しにして取り組むが・・・。

    最後にクイズ主催者側の意図が明かされるが、「してやられた」という爽快感は感じられなかった。ストーリー自体はそこそこおもしろくて、なぜ殺されるのかを考えながら読むのであっという間に読んでしまったけれど。

  • クイズ番組のスタジオ内で
    番組の進行と共に引き起こされるパニック状態。
    スピーディーな展開で読みやすくて、
    適度なひねりも私は好印象を持ちました。
    特にホラーとも思わなかったが。
    強いていうなら「彼女」が・・・

  • 結果的には渡辺浩弐氏の2001年のゲームキッズ風とでも言えばよいか。ホラーと言うか、ミステリーというか、非常にそもそもが薄い本であるし、文字の大きさなども読みやすく、あっという間に読み終わるのも確か。
     amazonなどの評価を見ると、たいていの人が「薄っぺらい」と評しているが、確かに、終わりまで行く間が、異常な状況が何というか、こんな程度で終わるか?という気はする。ただ冒頭に「2001年の~」と書いたが、オチは秀逸。私はこれが椙本孝思氏を読む初めての本だが、前作を読んでみてもよいかなぁとも思った。
     それと同時にこの「アルファポリス」という出版社。どうやらネットで作家を発掘する新しいタイプといえばいいのか、携帯小説風とでも言えば良いのかのようだ。流通はどうなっているのか、その辺の書店に売っていないところやamazonで一時売り切れなことを見ると、取り次ぎが入っていないのかなぁと想像し、別の意味でも興味深い。

  • 何を楽しんでいいのかわからない。
    結末を知ってもまったく何も納得いかない。
    啓文堂文庫大賞って…なぜ?

  • 2011.2.12

  • クイズに間違えたら即刻殺されるという残酷なゲームに参加することになった10人の男女・・・一体誰が何のために・・・となかなかそそられるストーリー。一日で読み終えるほどあっさり読めた。内容は・・・もう一つってところかな。悪くは無いんだが、、。

  • 『啓文堂書店おすすめ文庫大賞第1位』の文句を見て、知らない作家さんだったけど買ってみた。スラスラ〜って2時間あれば読める作品すな。お話しは、集められた10人がクイズをしていき、間違えると即殺されます〜ってホラーミステリの王道。リアル鬼ごっこみたいに期待はしてなかったけど意外と楽しめたやも( ̄∀ ̄)?酷い話ですけどオチは嫌いじゃないどすえー。でも啓文堂さん…正直これで大賞はないですわ(←ヲィ

  • 優勝者には賞金1億円。華々しく広告された視聴者参加型の新クイズ番組。しかし、そこで待っていたのは、死と隣り合わせの残酷ゲームだった。果たして決勝に進んだ十人の回答者の運命は?そしてクイズの真の目的とは?「THE CHAT」の鬼才・椙本孝思が放つ恐愕の異色ホラーミステリー
    とのこと

    新年一冊目の本としては多少内容が重たかったかもしれないけれど
    話はわかりやすくてさくさく読める
    なんと言っても命がけ
    クイズ参加者達の駆け引きがなんとも生々しくて
    そういうところは惹き付けられました

    本編のほとんどはクイズの場面
    いわゆる日常というやつとのギャップはね
    ちょっと寒気がしてしまう

    疑問を持つ事自体はごく自然なのだけれど
    知的好奇心を満たす事とそれ以外が満ちる事ってのは
    違うものだよね

    くる時が来たら起こりそうな
    そんな問題も考えさせられる本でした

  • 映画「cube」のようなホラー。
    人間が極限の精神状態に追い込まれた時に、どんな行動をとるのか。最後の最後は救いがあるけど、後は酷い話。

  • 『ライアーゲーム』並みのスリル感が漂う内容です。

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著者プロフィール

1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」「THE QUIZ」などで異色ホラーミステリー作家として注目を浴びる。著書は他に「時間島」「タイムカプセル」「庵谷高校の死神 閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」(ここまですべてアルファポリス)、「天空高事件」「幻双城事件」(角川文庫)、「へたれ探偵 観察日記」シリーズ(幻冬舎文庫)などがある。

「2017年 『君が何度死んでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椙本孝思の作品

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