グラツィオーソ

著者 :
制作 : れも 
  • アルファポリス
3.72
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本棚登録 : 173
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434144516

作品紹介・あらすじ

目指せ普門館!! 数年前までは県大会突破すら考えられなかった弱小吹奏楽部が、謎の美人教師の指導で生まれ変わる。そして挑むは、夢舞台・吹奏楽の甲子園への出場権! ――地方の高校を舞台に描く、吹奏楽に捧げる爽やか青春ストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 中学・高校の吹奏楽部で回し読みして
    「わかるわかる!」とか、「私ここが好き~♪」とか
    若々しい感動に浸ってほしい、爽やかな物語。

    1年前までは県大会さえ突破できなかった弱小吹奏楽部が
    「能面ヒナコ」とひそかに名付けられた美貌の名指導者を得て、
    厳しい指導のせいで2年生がほとんど退部するという事件を乗り越え
    たった17人から再出発し、普門館での全国大会出場を目指すのですが

    進学校であるが故に、他の部の3年生が部を引退して受験モードに入る中
    8月末のコンクールに向け、夏休み中も毎日朝から晩まで練習する吹奏楽部に
    学校側も受験生の親もいい顔をしないばかりか妨害の手を伸ばしてきたり

    1st・2nd・3rdとパートが分けられる楽器では
    低音部も重要なことを頭では理解していても、
    1stのパートが下級生に決まったりすると、不穏な空気が立ち込めたり

    ひとりで練習するときには吹けていても、みんなで合奏となると
    32分音符などの細かいパッセージの「縦の線」が自分だけ合わないのではと
    ひたすら怖くなって、一緒に吹いているフリをして自己嫌悪に陥ったり

    描かれるエピソードがとてもリアルで、共感を呼びます。

    中学の部活で、よかれと思ってしていたアドバイスを「ウザイ」と拒絶され
    トラウマを抱えている、フルートのパートリーダーあやを
    春の陽光のように穏やかに見守る幼なじみの健太、
    普段は素っ気ないのにここぞ!という時に手を差し伸べてくれる
    ツンデレぶりも素敵な、もうひとりの幼なじみ那津、と
    ヒロインを取り巻く男の子たちも魅力的で

    今もなお、真夏の暑い教室で練習しているであろう吹奏楽部の子どもたちに
    「拙くても、荒削りでも、今しかできない音楽なんだよ!がんばれ!」と
    心の中でエールを送りながら読み終えた本でした。

  • 自分も、同じ吹奏楽をやるものとして読んでみた。

    普通の青春ストーリーと変わらない。少し音楽が絡んだだけ。
    期待していた分、あまり好きではない。

    吹奏楽をやっている人は、共感できるかもしれないが(中々リアルww)、経験していない人にとっては、そこまで読みごたえは期待しない方がよい。

    そして、同じフルートを担当するものとしては面白かったが。

    (「BOOK」データベースより)
    数年前まで県大会突破すら考えられなかった弱小吹奏楽部が、謎の美人教師の指導で生まれ変わる!そして挑むは夢舞台「吹奏楽の甲子園」への出場権!吹奏楽に捧げる、爽やか青春ストーリー。

    • まろんさん
      そうですね~、吹奏楽経験者には、まさに「あるある♪」なエピソード満載でしたが
      そうでない方には入り込みにくい作品かもしれませんね。

      ところ...
      そうですね~、吹奏楽経験者には、まさに「あるある♪」なエピソード満載でしたが
      そうでない方には入り込みにくい作品かもしれませんね。

      ところで、紫苑さんはフルートを演奏されてるんですね!
      うちの娘はクラリネットで、ただ今、右手首の腱鞘炎に唸っています。
      フルートは過酷な姿勢で吹かなくてはならないので、
      見た目の優雅さからは思いもよらない苦労がありますよね。
      肩凝りとか腱鞘炎とか、気をつけてくださいね!
      2012/09/14
    • しをん。さん
      コメントありがとうございます♪

      クラリネット!!素敵ですね~(●^o^●)
      私は、体験の時に全くならなくて仕方なくフルートに回された形です...
      コメントありがとうございます♪

      クラリネット!!素敵ですね~(●^o^●)
      私は、体験の時に全くならなくて仕方なくフルートに回された形ですが(笑)今は、フルートが大好きですがww

      腱鞘炎!大丈夫ですかね?
      私の、クラブではなっている人はいませんが・・・
      フルートの大変さを分かってくださってうれしいです(*^_^*)
      肩凝りに、腰痛が酷く・・・。
      娘さんの腱鞘炎が早く治りますように♪
      2012/09/14
  • いい話を読んだ、と心から言える本。私を含め吹奏楽部というものに縁がない人でも、主人公達が吹奏楽に打ち込む姿にはきっと引き込まれるはず。

    学校の部活の特殊性についてはあさのあつこ「バッテリー」でも語られているけど、作中で主人公のお母さんが言うとおり、その時にしかできないことに熱中して結果を出そうとする姿はまぶしくも羨ましい。
    また文字で紡がれる演奏は演奏者の心の声のようでもあり(演奏記号や音楽記号は実際の演奏で音になるものではないから)、読んでいるこちらも音を奏でる側になった気分になれる。

    最後の方は残りページを数えながら読んだが、区切りとしてあの結末を迎えたことにも満足して本を閉じた。

    (この本がいくつかの学校で入試問題に使われたということを事前に聞いていたのだけど、どのあたりから出題されたんだろう? どんな設問だったんだろう?)

  • THE・青春!!て感じの1冊♪
    学生生活で部活に夢中になりながらも恋したり勉強の事で悩んだり。
    これから暑くなる季節にピッタリな1冊。

  • こんなことを考えながら吹奏楽をやるなんて疲れちゃう・・・。
    パートリーダーは中学でも大学でもやったけれど、全然パートの人のことなんて考えてなかったな。
    大学の吹奏学部は退部する、しない、が結構問題になっていたし、中学はそんなこと中学生同士で口に出せないし。

    大変だね、今の若い人って!!

    若いからこそいろいろ間違ってしまうとか、醜い自分を普段の自分を知っている人に見られたくないから無視しちゃったとか、ぐちゃぐちゃの気持ちを持つことって、大切。それを乗り越えてこそオトナになれるんだから。

    ちょっとバカにしてたけれど、終盤はじんときた。吹奏楽、大変。進学校で勉強と両立するのも大変。頑張れ、進学校の吹奏楽部!

  • 吹奏楽経験者、吹奏楽ファンには読んでほしい一冊です。
    弱小校がコンクールで成長していくストーリーになっていて、コンクーに対する気持ちの持ち方、メンバーの葛藤など経験者にとっては共感ポイントが多々ありハラハラドキドキできると思います。

  • 自分も吹奏楽に入ってたので、コンクールのドキドキ感、楽器を積みこむ大変さ、合唱で指名される辛さ、共感できる事が多くて学生時代に戻った気分になりました。恋もあっておもしろかったです。

  • 吹奏楽っていいねぇ、青春っいいねぇ。素直に感動した。涙が出そうになるのは、歳のせいかな?

  • 修南高校は進学高校。勉強中心のため、吹奏楽部は弱小。
    しかし、有能な指導者・水嶋日名子先生が赴任してきたことによって、吹奏楽部はがらりと変わった。

    主人公あやは、2年になってフルートのパートリーダーとなる。吹奏楽部の青春ストーリー。

    フルートのことだけでなく、音楽と真面目に向き合うことや、部内の人間関係や、部活と勉強や恋との両立や・・・リアルに描かれている。
    携帯小説から一歩、の恋愛ものとしても楽しめるが、
    一番はやはり、吹奏楽部の子たちに読んでほしい。

  • 進学校のため弱小だった吹奏楽部。そこに有名な指導の先生が赴任してきたことで部内は一新します。目標は「吹奏楽の甲子園」といわれている普門館へ行くこと。そのために部員は毎日のように練習を重ね、自分たちだけの音楽をつくり上げていきます。運動部よりも長い練習時間に耐え切れず辞めていく部員もいる中、部活を続ける理由。それは遊びも勉強も高校生だから出来ることだけど、部活に熱中出来るのも高校生だから! そんな吹奏楽を通して青春と熱い夏を感じる一冊です。

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著者プロフィール

山口県在住。インターネットで恋愛小説を連載し、多くの読者から支持を集める人気作家となる。「月の砂丘にふたり」でアルファポリス恋愛小説大賞・大賞を受賞し、出版デビュー。

「2013年 『グラツィオーソ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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