もし日本がひとつの会社だったら~「日本経営」進化への提言~

著者 :
  • エベイユ
4.07
  • (5)
  • (5)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434146671

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本の政治に求められるのは経営センスである。
    日本にはまだまだ海外で戦える資源がたくさん眠っている。
    それを経営センスをもって外国に売り込んでいく!

    「地域の魅力、資源を海外に売り込んでいく」

    日本の強みはハイスペックな技術だけでない
    おもてなしの心こそ外国が当分の間追いつけないであろうすばらしい資源である。

  • 政治家、田村耕太郎の本。2010年。サラリーマンでビジネス経験を経てから政治家になった田村氏が、日本の今後の方向性を説いている。著者は、証券会社でM&Aを扱っていた経験があり、政治家の中にあっては金融関係の知識に長じている。氏は、日本の地方に眠る商品や技術といった財産を世界に広めようと、地元の鳥取県のスイカをアラブに売り込むなど、国の代表として積極的に海外展開を図っている。国内のパイが縮小する中では、海外に解を求めるのは今後進むべき当然の方向であり、政治家として推進している著者には今後も大いに活躍を期待したい。経済政策を立案しているとのことだが、最近の新幹線や原子力の海外への売り込みも氏が切り込み隊長として動いているのか。農業、工業ともに国際競争で勝負できるものは多くあり、あとは存在のアピールを官民そろって行うのみ。

  • 政治に経営的視点を持ち込むってのは共感。
    これまでのキャリアの積み方をうらやましいと思う反面、似たような話が多かった印象。
    写真も荒い。

  • 昨年の本なので状況が大きく変わってはいるが、この人が大臣だったらなと思わせる内容。今ではランドの人なので叶わぬが…。

  • 字も大きく、ページ数そんなに多くないのでわりとあっさりと読みやすい。何よりもこの本を読んでると自信を持つ。それは自分に対してだけでなく日本という国に対しても。そして、アイデアがどんどんでてくる。わくわくする。自分がちびってたりくじけそうになったりしたときには何度も読み返したい。

    個人的にアイデア、考え方としてググってきたのは支出をクレジットカードによる一元化。妖怪ファンド。資産リスク。政府系ファンドあたり。

  • 日本人のみなさん、

    自信を持ちましょう。

  •  田村耕太郎、彼は自民党から民主党に鞍替した議員だ。当初僕はそれを批判した、「なぜ自民党総裁に忠義を誓わないのか」と。だがそれは間違っていたと今著を読んで思った。彼がつくすべきは自民党総裁ではなく国民なのだ、そして彼の仕事内容を見るとそれはとても野党からヤジをとばし法案の修正案を求めるだけで解決するものではなくグローバルで大きなものだったのです。アブダビにスイカを売りにいったりダボス会議に出たり自身の出身の鳥取を世界に売り込むというこれらの仕事はけして野党でできることではないのです。そうやって国をよくしようとしている田村耕太郎氏を忠義云々で批判できるでしょうか?少なくともこの本は自民党とか民主党だとか派閥は関係なく、超党派な内容で誰が読んでもまだまだ日本は上を目指すことができると感じるはずで絶対に楽しめるでしょう。
     彼の生い立ちも簡単にですが書いてあって面白いです。世界各地に留学やホームステイ、山一證券でのM&A業務、そして現在にいたるまでの経緯が書かれています。ここで大事なのは彼が少しも成功していないということです。正確に言えば失敗だらけで恥かきまくっているのです。しかしその経験が彼の負けん気と度胸のよさをつくり現在のアグレッシブなスタイルを形成しているのです。
     この本はそれほど深い内容を書いているわけではありません、どちらかといえば選挙活動前でのアピール的な本です。ですがこれから僕はくじけそうなときにこの本をまた読みたいと思います。そのぐらい田村氏のガッツが伝わってくる本です

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

田村耕太郎(たむら・こうたろう)

国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授
米ミルケン・インスティテュート フェロー/一橋大学ビジネススクール 非常勤講師

早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。

証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。

その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。他、米国、シンガポール、イスラエル、アフリカのベンチャーキャピタルのリミテッド・パートナーを務める。

「2023年 『地政学が最強の教養である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田村耕太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×