私と起業家6人の挑戦―自分の道を探す若者たちへ

著者 : 池田弘

• ウイネット出版 (2011年2月2日発売)

感想・レビュー・書評

[wanko3885さんの感想 · 2011年8月9日]

アルビレックス新潟、Ｊリーグの中でもサポーターの熱い応援は突出している。新潟？サッカー熱かったっけ？そのアルビレックス新潟をＪ２から引き上げ、地域一体となったサッカー球団に育てたのが著者、池田弘氏。
新潟の地域を活性化させると、30年に渡り活動されている。
アルビレックス新潟を代表とするスポーツを主体にした街づくり、プロスポーツリーグ、女子サッカー、フットサル、バスケ、スノーボードなど、冠名もアルビレックスに統一、地域ブランドを作り上げる。スポーツは人の心をひとつにする要素もあり、地域間でのコミュニケーションも生まれやすい。そこに注目したのだろう。
また、池田弘氏は、数々の学校を運営し、数々の地元の起業家を排出。そね起業家の事例が6人の起業家だが、どの起業も魅力に溢れている。なかでも、糀製造所は、某石油会社の経営陣が無償でいいから働かせてくれという惚れ込みよう。これから地方分権の時代に突入していくであろうという中、地域活性化を考える中とても勉強になった一冊です。ありがとうございました

著者プロフィール

実業家。NSGグループ会長、アルビレックス新潟取締役会長、愛宕神社宮司などを務める。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。2006年、藍綬褒章受章、2013年、渋沢栄一賞受賞、2019年、旭日重光章を受章。1949年、新潟市古町(現・新潟市中央区古町)にある愛宕神社の宮司の家に生まれる。1977年に愛宕神社宮司となる。同年、新潟総合学院を開校し、理事長に就任。創業し、現在会長を務めるNSGグループは、新潟県、福島県、東京都を中心に、大学、専門学校等の教育機関や学習塾等の教育事業、医療福祉事業等110法人で構成される多様な事業を行い幸福で豊かな社会の実現に取り組んでいる。

「2023年 『人づくりで幸せと豊かさを-NSGグループの挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」