- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434154324
作品紹介・あらすじ
竹田教授が早稲田の学生と徹底討論。反哲学の時代に、新しい息吹が躍る。
感想・レビュー・書評
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真実などない、とか、難しいから価値があるといったよくある哲学に対する誤解を解くとともに、本質をつかみ出す思考をどう組織するかについて示唆に富む。
あまり筆者が取り上げてこなかった哲学者も含めて俯瞰的に語ったことで、どのように考えが鍛えられてきたか辿りやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
褒めてる人多く見かけるがそんなにいい本かな?
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対話者の前提知識レベルが高すぎる。
ヴィトゲンシュタインがおもしろいと思ったし、ひとつひとつの哲学者を関係立てて話してくれるから、おもしろい。けど初心者には割と難解。 -
古代ギリシアから近現代までの哲学者の思想の「コア」な部分について、一般的な解釈とは異なる本質が解説されている本。ということだったが、個人的な解釈による説明だったということ、学生が質問し著者が答えるスタイルや口語体と文語体が混じる表記などは読みにくく、残念だった。
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面白かった…余裕があったらメモを取りたい
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代表的な哲学者とその特徴について、ある程度理解できている人向けの本。哲学をちゃんと語れる人が読めばきっとすっごくおもしろい本なのだろうが、私はそこに至らず…
ときを置いてまた読んでみたい。 -
11/4/26 丸善でチェック
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キーワードを絞っており、更に思想の関係性が書かれている点がよかった。しかし、ある程度の哲学・哲学史の基礎知識がないとついていけないと思った。実際に私自身、最初から最後まで読んだが、理解できたとは言えない。
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先生役の竹田が1人の学生に講義をおこなうというスタイルの本で、プラトンからハイデガー、ソシュール、ウィトゲンシュタインまで、主要な哲学者たちの思想について解説されています。
16人の思想家がとりあげられていますが、通り一遍の解説ではなく、著者自身の解釈が前面に押し出されています。まったくの初心者向けの入門書というよりも、一通り哲学史の知識のある読者に向けて、著者自身の哲学史の見方を語った本と言えそうです。
著者自身のフッサール解釈については『現象学入門』(NHK出版)、ホッブズやルソー、カント、ヘーゲルといった近代哲学の解釈については『近代哲学再考』(径書房)、ポストモダン思想や分析哲学の批判については『言語的思考へ』(径書房)がくわしいですが、本書はそれらのより本格的な論考に読者が取り組むための導入の役割を果たしてくれる内容だといえるように思います。 -
決して平易ではなく、ある程度素養がないとさっぱり分からないと思う。
ただ、ある程度素養がある人にとっては、かなり理解ができるし、目からウロコの講義がいっぱい。
もう20年くらい竹田青嗣の読者だけど、本書でやっとフッサールの核心が分かった気がする。なんちゅうアホな読者や。。。