年下の上司〈2〉 (エタニティブックス・白)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 9
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434156670

作品紹介・あらすじ

4歳年下の上司・藤堂と晴れて恋人同士になった果歩。だが今、二人が勤める灰谷市役所内での彼の立場はとても厳しい状態。彼の邪魔にならぬよう、期間限定で距離を置こうとしたものの、不安ばかりが募っていって……。様々な人間の想いが交錯し、揺れる二人の心。この恋はこれからどのように進展していくのか?ちょっともどかしい大人のラブストーリー、第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだシリーズの続き。
    前回も
    「めっちゃ面白いな!」
    ちゅうわけではなかったけれど(ないんかい)、続きがあるなら読もうか・・・、ちゅう具合。

    でもって、

    面倒くささに拍車がかかってた・・・。笑

    (酷評か)


    イヤイヤイヤイヤ、相変わらず、文章はしっかりしていて隙がないし、宮仕えの仕事も細かく書いてはるしで、エエねん。
    エエねんよ!?

    せやけども、2冊目の200ページを超えてもまだ
    「私たち、付き合ってるのかどうかわからない」by果歩
    って

    アンタら付き合ってるから!!!

    もうこの人、恋愛こじらせすぎやろ。
    (この家庭環境やったらしょうがないのかもしれへんけど・・・)

    流奈や乃々子のことをあれこれいうけど、果歩のこじらせ具合が一番すごいんちゃう・・・。
    ちょっと野暮ったい乃々子に対して、メイクや服のことをアドバイスして
    「あげる」
    つもりやったとか、どんなけ上から目線やねんとちょっとイラッとしたで?

    年下の乃々子に対するお姉さんぷりかもしれへんけど、口先ではどうこう言おうと、こういう言動の端々に人って本心が出るよねえ、とか、黒いことをぼんやり考えた。笑

    こういう女性、いるいるー。
    ちゅうか、私は果歩とは違う島にいるタイプなので(?)、正直、仕事中に化粧直ししすぎやろと思ってまうけども(笑)!

    職場が職場なので、女性が求められてることはこういうサポートなんやろうね・・・。
    前時代的な話やけど、実際こういう職場はまだようけあるんやろうね。自分で飲むお茶ぐらい自分で淹れなよ・・・。イヤまじで。

    ちゅうことで、年下との恋愛話というよりは

    市役所勤務めんっどくさいな!!

    ちゅう感想に尽きる一冊。
    あれっ、恋愛とかしてましたっけって感じ。藤堂さんじゃないけど、民間企業は自分の業務もこなしつつ、庶務的なこともさばいているからね・・・。

    「自分の仕事があるのに庶務的な仕事も回されたため、本来の業務にミスが出るのは(仕事を振った)上司の責任」

    とかいうた瞬間、明日から席ないよね(笑)。
    南原氏は極端にうっとうしいキャラとは分かってるけど、実際こういう考え方も蔓延してるのかも・・・。ひー、恐ろしい。ひー、面倒臭い。


    自分に自信がないのを押し殺して過ごしているため、ギリギリのところで
    「そっちちゃうやろう」
    ちゅう選択をしかねないヒロインのお仕事恋愛物語なんやけど(今頃一口でまとめたよ)

    「ああ、こういう話、好きそう・・・」

    ちゅう、二次創作作家さんが結構いてはる・・・。(*´з`)
    私の周囲にはしっとりと複雑に絡み合う恋愛ネタをベースに創作する方が多いので(私はそういうタイプではないのに何故)。

    ああ、じゃああの人が読んだらこういうネタって面白いんかな、と、一瞬思って

    イヤ違うあの人たちは年上好みでした

    と、スッと冷静になった。笑

    ややこしい恋愛物語が好きな人って、お相手は年上のほうがお好きよねえ。
    わんこ年下くん相手に恋愛物語がややこしくならへんからか。笑

    ほんで、実際に話すことはないねんけど
    「あの人こういう話好きそう」
    とか、勝手に想像するのは常ですすいません(本読み友だちがいなさすぎて泣ける)。


    すごいどうでもいいけど、バドミントンは右手と右足を一緒に出さへんかったっけ?
    この競技、運動神経がない人には難しいよ・・・。誰でも簡単に打ち返せると思うな!

    (バドが難しかった人)


    著者の本は別シリーズもあるんかな・・・。
    こう、惹かれる題材ではないんやけど(ないんかい)、切り口が結構「ウッ」と、なるのは、著者が書くひくつさが核心をついてくるからかも・・・。

    「他人から嫌な目にあったため自信をなくしてる人が(それと)すぐにわかる理由」
    とか、かなりグサッときた。

    (妙にびくびくして、イライラするほど従順らしい)

    うわー、私、そうかも・・・。(;^ω^)

    そのくせ損得勘定だけで判断しようとしてたりしたら、もう、アカンよな・・・。
    損得勘定は抜きにして、自分だけ我慢していたらいいの・・・
    みたいな、それこそこじらせ気味の自己犠牲じゃなくて、物事の最終的な判断基準は

    自分にとって楽しいか、楽しくないか

    だけにしたいよね。
    そして世の中には、「どんな誠意も、言葉も伝わらない人」が、確かにいるのよ。
    もうそういう人とは、どうやっても交わらないんやから、あれこれやろうとしてもそれこそイライラするだけなので、関わらないことやな。


    ■■■■


    ■既得権
    すでに獲得している権利。なんらかの法的根拠に基づき、すでに取得している権利。

    (2017.06.11)

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著者プロフィール

中国地方在住。 ファンタジー・SF・現代物等、様々な世界を舞台にした恋愛小説を執筆し、webサイトにて公開。2010年、「年下の上司」で出版デビューにいたる。

「2017年 『秘書課のオキテ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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