- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434159893
作品紹介・あらすじ
平凡な女子大生はストーカーから悪質な嫌がらせを受ける。ストーカーの正体が分からないまま嫌がらせが続く毎日に、彼女は追い詰められて——「ずっと101号室」。ユーザーを「神」として崇める携帯サイト「アナタライフ」。仲間に誘われて入会した「僕」は、その魅力に取りつかれる——「アナタライフ」。「!」の衝撃再び……。不条理ホラーの天才作家、待望の続編!
感想・レビュー・書評
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サトミは急激なストーカー被害に悩まされていた。犯人を見つけようと足掻く中、彼氏と男友達の互いを疑い合う発言により、更に混乱していった。何が本当で何が嘘なのか、徐々に判断ができなくなり、サトミは良くない方へ落ちていく。
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先日読んだ短編集の第二巻。目玉の感嘆符が二つ、ギロリとこちらを睨んでいる。収録されている短編は二つ。非常に悪質なストーカー被害に悩まされ、停滞する思考に捕らわれるホラー、「ずっと101号室」。自殺願望があるが死にきれない人間が集まる自殺クラブに持ち込まれた恐怖「アナタライフ」。
以前読んだ「ある殺人鬼の独白」「!(ビックリマーク)」は混沌とした中にも整然とした理論があり、スピード感がある展開で後味の悪さの中に爽快感があったが、こちらの本は延々と繰り返される停滞している現状。という息苦しさを感じた。いつもは読んで、納得できて、なるほどなぁ。となったものだが、この本はそう思えなかった。特に「ずっと101号室」は同じところをぐるぐる回り続ける辛さ、それが全くの第三者からもたらされる理不尽さ、恐怖、そして怒り。ありとあらゆるものがない交ぜになって、ごちゃごちゃしたまま最後までゆっくりと進んでいって息が詰まった。ついに解決すると思えば、更に悪い方向へ進んでいき、さらに堂々巡りの日々が始まる。なんという閉塞感。 今までの作品はしんどいながらも、登場人物たちが自分たちの納得いく形で解決策を見出して、世界との折り合いをつけていた。しかし、これは折り合いがつく前に世界が破綻してしまい、無理やり登場人物がオチをつけていた。その先がまだありそうな余韻があったが、その先に果たして登場人物の望むものがあるのだろうか。あったとしても今更感はかなりある。 どちらの話も面白かったが、この人の書く本を読んで初めてしんどいな。と思った。 このビックリマークシリーズはあと二冊。これから読んでいくつもりだが、果たして三巻はどのような様子なのだろう。 -
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「アナタライフ」、ある意味この話考えることのできる作者、すごい創造力・・・。
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よくある「グロい描写書き込みましたホラー」
あまり怖さはない。二作入ってるけど、どちらももうすこしでなんか化けそうなのにもったいない。 -
『アナタライフ』で自分も洗脳されそうになった(笑)
自己啓発本読んでるみたいやった。 -
途中でやめた。
おまえのはなしはつまらん! -
もっとグロくてもよかったかな