蛟堂報復録〈3〉 (アルファポリス文庫)

著者 :
制作 : かなみ凪 
  • アルファポリス
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本棚登録 : 149
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434165955

作品紹介・あらすじ

天才陰陽師は、本の力を借りて罪人の本性を暴く——報復屋・三輪辰史が晴らせぬ恨みを引き受ける。依頼人に必要なのは、大金と業を背負う覚悟!累計16万部突破の大人気シリーズ、文庫化第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • 恵子のしたことは間違いなく犯罪だが、美樹が望んだ報復も恐ろしい。
    幸福の代価であるとはいえ、警察ですら分からなかったものにそんな大金を払うわけないと自分は思うが、当事者となれば話は変わってくるのだろう。
    悪い魔女と可哀想な子供たちではなく、親切な老婆と彼女を貶めた残酷な子供たちという構図は新鮮であり、とても印象的。
    もうこの物語をただの御伽話としては読めなそう「ヘンゼルとグレーテル」。

    どちらも子供との幸せな生活を望んでいただけなのに、どこで二人の明暗を分けてしまったのだろうか。
    因果応報とはいえ、自らの子供を守るために他人の子供を傷つけて結果的に自分の子も守ることができないだなんてやるせない。
    母親の執念が恐ろしい「隅田川」。

    どちらもメリーバッドエンドだったり、救いのない話だった。

  • このシリーズはこれが初見だったのだが、もう読まないかもしれない…。
    とにかく文章がよみづらくてしょうがない。

    どうも設定が活かしきれていないという印象。
    これでキャラクターがもっと魅力的であれば、「続きを読もうかな」とも思えるかもしれないが、それも厳しい。

  • 【蛟堂――江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋の陰には、晴らせぬ恨みを引き受ける「報復屋」としての姿があった。

    継母に疎まれている兄妹。
    やがて、夢に隠された実母の死の真実を知ったとき――「ヘンゼルとグレーテル」

    誘拐された我が子の身を案じる母親。
    その前に不思議な男が現れ、和歌を伝える。
    その和歌の意味とは――「隅田川」

    報復にかかわる妖しく哀しい人間模様を描いた怪異物語。

    大人気陰陽師シリーズ、待望の文庫化第三弾!

    あらすじより】

  • ヘンゼルとグレーテルの話は、自分って残酷なんだろうかって思うけど、もっと辛さを与えてほしかった。今までで、一番、可哀想な女だったな。えたいもののために、人を殺めることでしか得ることができず、ましてや罪を再度重ねて更なる幸せへの欲をあらわし…。自分が嫌いなタイプで、感情移入しちゃいましたね。

  • シリーズ3作目。 2編収録
    大金と業を背負ってまで晴らしたい恨みがある時、報復か忘れるか、自分はどちらを選ぶのだろう。 
    アタシは辰史の信念と言うか、哲学と言うか、考え方好きですよ。ドライなだけに公平じゃないですか。 それに反し、丑雄の押し付けが鼻について仕方ない。 幸福かどうかなんて本人にしか解らないんだから。と、憤慨しつつ読んでいるアタシもまだまだ人間が出来ていないと言う事なんでしょうけど。 で、自分なら、と思った時にすんなり報復する側で考えると言う事自体に(報復されるほど酷い事はしていないと思い込んでる自分に)、自分の甘さと勝手さを思い知らされましたが。 うーん。何と言うか…。レビューになってますかね?

  • ヘンゼルとグレーテルの話は知っていたけれど、現実に近い話で例えられるとゾッとした。

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著者プロフィール

1985年静岡県生まれ。2007年にwebサイト上で創作小説を書き始める。08年。「蛟堂報復録」で第1回アルファポリスミステリー小説大賞を受賞しデビュー。同書は以下7巻まで続く人気シリーズに。他の著書に『六道の使者』『ラスト・メメント』がある。

「2018年 『真夜中のオカルト公務員』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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