月の夜のわらい猫 超常小説ベストセレクション1 (超常小説ベストセレクション 1)

著者 :
  • 星雲社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434166341

作品紹介・あらすじ

SFやファンタジーの枠に入りきらない、
かなり風変わりな、
不思議世界のヘンな話―
それを椎名さんは「超常小説」と呼びます
著者自らが選んだ「ねじのかいてん」、「いそしぎ」、「突進」など
傑作短編小説17編(1巻:9編、2巻:8編)を加筆修正して収録。
各巻末に著者による書き下ろし「自著解説」がついています。

感想・レビュー・書評

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  • 好きな話が集まっているので嬉しい。エキゾチック、刺激的な異世界に見えて、登場人物には当たり前に受け止められている世界、シェラトンやツァイスの双眼鏡、現代につながる言葉が、全く別の世界ではなく、自分たちの未来なのかもと思わせる。

  • 「雨がやんだら」は名作。学生のころこれで椎名さんのSFファンタジーにはまった。他の作品のような架空の固有名詞には今は頭が固くてついていけなくなったなあ・・・。

  • 椎名ワールド全開だな

  • ベストセレクションということで読んだ話がほどんどだったけど、椎名誠の超常系短編集が新しく出るのは嬉しい。椎名誠はエッセイストのイメージが強いけど、SF・超常系の小説家としても素晴らしい才能を持ち、かつては筒井康隆に匹敵する作品を連発していた。このシリーズは椎名SFのエッセンスが詰まった珠玉の短編ぞろいだと思う。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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