- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434171130
作品紹介・あらすじ
両親に外出を禁じられ、ほとんど離れから出たことがない公爵家令嬢リディア。そんな彼女が唯一楽しみにしているのが、文通相手とのやりとり。だが、ある日彼女に届いたのは、文通相手こと皇太子クライヴからのSOSだった。“助けてくれ”。詳しいことは何もかかれていないその手紙に、友の一大事と屋敷を飛び出し、城に向かったリディア。だが城についたリディアが通されたのは、豪奢なベッドのある後宮の一室だった。混乱する彼女に、クライヴは皇妃の身代わりとなって後宮に入ってほしいと言うのだが……。たった一人の友のため、箱入り娘が今立ち上がる!
感想・レビュー・書評
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主人公が後宮にて協力者との協力を得て成功するというお話。面白いなと思ったのが、この手の話のわりに政治が思った以上に書かれている。もちろん、話を壊さないエッセンス程度だが、恋も政治も人を相手にするものだから思った以上に相性が良いのかもしれない。ただ、愛情より友情という感じのお話だったので、最後の肩透かしに納得しつつやるせない感じが。
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この二人がほんとの夫婦になるであろうことはわかるのですが、どんな過程を経てそうなっていくのかが楽しみです。
次巻できっと謎解きですね。
皇帝の幼なじみ二人組がなんともいい味です。 -
「ん?」と思うような点が多く物語の中にはあったのですが、主人公の毒舌ぶりは面白かったです。物語は深く読まないで、登場人物を楽しむような本だと思いました。
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アヴェリン公爵の三女リディアは、幼い頃からの文通相手のクライブ・フォン・サンセットのSOSに城に駆けつけたら、彼は皇帝になっていて…。隣国の王女のふりをして後宮に入ってだが、これってリディアを正妃にしたいクライブの陰謀だよね?でないと各国使節のいるパーティーに顔さらさないよね?リディアは何故疑問に思わないの?とかを、お約束だから考えちゃいけないのよね。ハテナマークついたままの終了でした。
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前半は好みだったのですが、後半が失速気味。
主人公と皇帝の恋愛物とわくわくして何故か思い込みながら読んでいたのですが、恋愛要素は薄いです。
主人公はとても好印象でした。
半端に終わっていると思っていたのですが、続編があるみたいです。