ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編〈上〉 (アルファライト文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 387
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434174742

感想・レビュー・書評

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  • 柳井たくみのゲート1.接触編を読みました。
    「自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」という副題がついています。

    銀座に突然異世界との門(ゲート)が開いてしまいます。
    ゲートの向こう側はロードオブザリングのようなファンタジーの世界です。
    ゲートからはオーク、ゴブリン、そして中世の騎士たちがあふれ出てきます。

    最初の混乱の後、自衛隊が事態を収拾します。
    そして自衛隊はその門を抜けて、向こう側(特地)の鎮圧に成功するのでした。
    ゲートの向こう側には広い世界が広がっていて、資源の乏しい日本にとって魅力的な世界でした。
    しかし、それは欧米や共産圏にとっても同じ事です。
    政治的な駆け引きが始まってしまいます。

    自衛隊の特地偵察隊の伊丹は、エルフの少女、ヒト種の少女、見かけは少女ながら齢900歳の亜神、特地を治める帝国の王女などと知り合い、銀座のゲートを抜けて日本に戻って一騒動を起こしてしまうのでした。

    ファンタジー要素の多い物語でありながら、日本を取り巻く政治情勢に対しても冷静な描写が行われています。
    オタクな自衛隊員として描かれている伊丹のキャラクターも面白いので、これから物語はどのように展開していくのだろうかと期待してしまいます。

  • よく行く本屋さんで、づ~っと平台で推しまくられていたので気にはなっていたのですが、なんか表紙絵がヲタっぽいし中年オヤヂが読んでよいものかブツブツ・・・・・、などと悩みつつ結局読んでみた次第です。

    なんつうか、脱力系架空戦記というか、意外と悪くないぞぅ。

    てか、けっこう面白いぞぅ。

    ということで、続巻も読むことに決定。

  • 既に単行本で読んでいるのですが、重いので文庫が出るのを待っていました。

    内容は冒険活劇ですが、国のありよう、外交、経済などがざっと分かるので中高生にお勧めです。
    もちろん話も面白いです。接触編はその名の通り触りでしかなく、この後坂道を転がるように面白くなっていきます。

著者プロフィール

東京都在住。自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 1.接触編」で出版デビュー。シリーズ累計490万部のミリオンセラーとなる。他に「氷風のクルッカ 雪の妖精と白い死神」(アルファポリス文庫)、「Walhalla《ワルハラ》-e戦場の戦争芸術-」(ブレイブ文庫)などがある。

「2020年 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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