入れ代わりのその果てに: A TRIP TO ANOTHER WORLD (3) (レジーナブックス)

著者 :
  • アルファポリス
3.57
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本棚登録 : 68
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434178009

作品紹介・あらすじ

異世界に強制召喚後、亡きお姫様の身代わりとして他国に嫁ぐことになったOL・由香子。やっと元の世界に帰る魔法が完成したので、結婚式の前に逃げてやろうと思ったら、なんと王宮では魔法が使えない!?ひどく落ち込んだものの、解決策が見つかるまでは身代わりを続行することに。こうして容姿も性格も完璧な夫・アルフォート皇子との新婚生活が始まるけれど、彼の本性は全く掴めない。更に腹黒そうな側近や、アルフォートを慕う大公家令嬢など、嫁ぎ先でもひとクセある人物ばかりで……!?社会人スキルを駆使して王宮を生き抜くOLの異世界召喚奮闘記、第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • イケメンのまったく出てこないファンタジーもの
    異世界トリップファンタジーやのに、そこだけ現実的発想?

    などと、わりと斜めな視線(そういう意味合いではなく)読んでたはずが・・・。

    イケメン、満を持して登場・・・。

    (しかも由香子のフィアンセ・・・)

    そこ!? そこドリームいれちゃう!? ここまで結構現実味タップリやったのに、顔も知らん婚約者がイケメンで有能とかって、そこをドリームにしちゃうの!?


    お・・・。面白くなってきた・・・!



    所詮ドリーム、所詮少女漫画的展開が大好物でスイマセンね。前巻からウスウス思ってたけど、この話面白いわ・・・。

    あのゥ、由香子が庭先で会うた「アル」って、アルフォート様のことでいいのかしら・・・?
    この話、わりと私程度のわかりやすい伏線破りはことごとく失敗に終わってんのよね(笑)。
    私が思う以上に作り込まれてるんやなあ、と、(今更やけど)期待してる。

    どうもアルフォート様は移動魔法が得意のようやから、てっきり「あちらの世界」で立川由香子と何らかのかかわりがあって、またそれが、由香子がずっと抱えている「身近な人の死」(今回はようやく名前も明らかになって、凛という名前らしい)にもかかわっているのかとか思ってたけど、そうでもないみたい・・・?

    わからん・・・(笑)。
    わからんだけに、続きがみょうに気になる。

    由香子がどうしても
    「可愛くないなー」
    と、思ってしまうのは、まったく周囲に打ち解けようとしないところ。
    でもそれは、
    「周囲に打ち解けて情がわくと帰れなくなってしまうから」
    とは、最初から語られてたけど、
    「ほんまに、そうかァ?」
    と、言いたくなるほど、由香子のガードは硬すぎて可愛くなかったのよー。

    でもそれも、どんどんはがれてきてる・・・。
    今回なんて、ついにサフラスタン帝国へ輿入れしちゃったのが逆によかったのか、少しずつ地が出てるし、気持ちも緩みつつあるのよね。

    アラサーやとそういう可愛さよりももっと自立心がいるのかもしれへんけど、どうぞこのまま、周囲に甘えるとか頼るとか、そっちのスキルを向上させてほしいな!
    それで、どこの世界でもいいから由香子自身が幸せになってほしいな、と、だんだん思うようになってきた。
    この話が、由香子の幸せにつながるものであればいいのにな。

    また今回の終わり方がなかなかのバイオレンス風味やねんけど、そこはあれやろ。
    アルフォート様が助けにきてくれるよね!? そういう少女漫画ドリームに期待しても、いいよね(笑)!?

    ついでに、異世界トリップしたもののさくっと周囲に溶け込んじゃってるのが「異世界カフェ」のリサちゃん。
    こちらは掛け値なしに堂々と可愛くて、元騎士でひよっこ料理人と職場恋愛を始めちゃってるので、続きが気になっております。

    しかし、アルファポリスの中でもこのレーベルは異世界トリップばっかりなんか(笑)?
    べつに、ええけど、なんちゅうか、かんちゅうか・・・(笑)。
    どれも楽しんで読んでおります。

    そうか、私は「好きな本のジャンルは」と聞かれたら、これからは「異世界トリップもの」って答えとこうかな(笑)。

    (2016.09.22)

  • 主人公の喋り口調の文章がなんかちょっと嫌なもののストーリー的にはマシになってきた

    でもこの尻切れトンボ感はなんなんだろう…
    1冊って言う区切りを意識してないよなー
    webで投稿されてたものだから仕方ないのかな?

  • ミシェイラとサフラスタン帝国第三皇子アルフォートの婚礼前後の巻。
    相変わらヒロインの遠慮とか、分からないで放置とかがまだるっこしくてイライラ展開。文中では全然触れてないけど初夜が無いままでの当事者達の疑問とか周囲の反応については全部スルーのまま、どう考えるべきかの読者へのヒントが余りにもなさ過ぎて不親切。
    終わりが見えないうえさらに登場人物は増えるし、もう少し物語としての指針がみえないと付き合うのが苦痛になりそうです。

  • 主人公の頭の中の翻訳機能が好きです。社会人ってこんなか……。

  • やっとなのか、とうとうなのか、結婚式。キラキラな王子という割には、挿絵が全然キラキラじゃない地味王子ですが。もっとキラキラな絵師さんの方がいいと思うな。
    しかし、王族侮辱罪で早いところ処刑された方がいいと思うよ、あの侍女二人は。ヒロインが彼女たちを庇おうとする理由が全くわからないので、もやもやする。王族にあんな態度取ったら、普通、侮辱罪か不敬罪で投獄か、下手すりゃ処刑だと思うんだけど。

  • webの内容に追いついたね

    海と令嬢とリオールの話は先送りなのね…
    所々修正されていて読みやすかったけど、リディさんの特徴描写がないから気になるわ

    リオールの話より面白いから好きだな
    アルファポリスの番外編も面白かったし
    まぁ、ベルナデットが可愛かったからいいかな

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著者プロフィール

愛知県在住。2010年からWebサイトにて小説の発表を始める。

「2015年 『入れ代わりのその果てに7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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