サンクトゥス〈上〉 (アルファポリス文庫)

制作 : Simon Toyne  土屋 晃 
  • アルファポリス (2014年9月1日発売)
3.17
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434197208

作品紹介

世界50カ国で翻訳決定! 注目の新人作家誕生!
トルコ南部の都市ルインにそびえる城塞――世界最古の巡礼地〈シタデル〉。ある日、その頂から一人の修道士が奇妙な姿で身を投げた。遺体に刻まれた生々しい傷跡。さらに体内から謎の携帯番号と不可解な暗号が発見される。ルイン警察は、捜査線上に浮かびあがったアメリカ人女性記者リヴとの接触を図るが、時を同じくして、城塞側も、彼女の捕縛と、修道士の遺体奪還を画策していた――圧倒的スケール感で描かれる大型宗教ミステリー、待望の文庫化前編!

サンクトゥス〈上〉 (アルファポリス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • サイモン・トインによる宗教ミステリ第一弾の上巻。
    恥ずかしながら、トルコにルインという街があることも、シタデルと呼ばれる宗教施設があることも知らないで本書を手に取った。当然のことながら、修道士の生活や階級の話は全く知らないが、それでも本書の物語はある程度すんなりと受け入れられるように書かれている。
    修道士サミュエルがシタデルにそびえる山の頂きに立ち、謎の「タウ」を示すポーズを数時間にわたってとった後に飛び降り、死亡するところから物語が紡がれていく。サミュエルの妹を名乗るリヴ、ルイン警察殺人課のアルカディアン、シタデルの修道院長と修道士たち、ボランティア団体を運営するキャスリンとその父オスカルなど様々な登場人物がそれぞれの思惑の中でサミュエルの死に関わっていく。
    冒頭からしばらくはお互い何のつながりもなさそうな登場人物の群像劇が描かれ、ややもすると誰が誰かわからなくなりそうだが、サミュエルが死んだあたりから物語が俄然動き始め、緊張度を増していく。
    上巻が終わっても謎が謎を呼ぶ展開のため、一向に先が見えず、早く続きを読みたい衝動にかられる。どんな結末を迎えるのか、下巻が楽しみである。

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