サンクトゥス〈下〉 (アルファポリス文庫)

制作 : Simon Toyne  土屋 晃 
  • アルファポリス
3.25
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本棚登録 : 14
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434197215

作品紹介・あらすじ

世界50カ国で翻訳決定! 息を呑む衝撃のラスト!
世界最古の巡礼地〈シタデル〉の頂から、一人の修道士が暗号を遺して身を投げた。あたかも異端聖書の預言をなぞらえたような修道士の死は、城塞が隠し続けてきた〈神体〉に関わるメッセージだった。事件の鍵を握るアメリカ人女性記者のリヴ。彼女を捕らえようと追跡する城塞側。そして城塞と対立する謎の組織。やがてそれぞれが城塞の最奥部に足を踏み入れたとき、ついに〈神体〉の姿が――容赦ないスピード感で描かれる大型宗教ミステリー、待望の文庫化後編!

感想・レビュー・書評

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  • サイモン・トインによる宗教ミステリ第一弾の下巻。
    サミュエルが死んだ理由、リヴが狙われる理由、そして神体とは何かといった謎がいよいよ明らかとなる。それは確かに衝撃的で、フィクションとはいえ彼の国の人々から、あるいは宗教に関わる人たちから猛反発を受けそう。
    そもそも、修道士たちが秘密にかかわりそうなという理由で一般のなんの関わりもないはずの人々を次々に殺めていくというのも空恐ろしい。が、魔女狩りなどですでに行われたことがあるし、数々の拷問器具に見られるように、宗教家の自らが信じるものを貶められることに対する恐怖は教義を超えるのかもしれず、あながちあり得ないと一蹴することはできない。
    物語は途中からSFめいてきて徐々に現実感が薄れていく印象。不老不死や若返りというテーマも内在しつつ、現実的であり得そうな解を期待していたが、なんとも微妙なところに落ち着く。三部作の第1作ということもあるのか、よくいえば次に期待を持たせるような、悪く言えばきちんとまとまらない終わり方は賛否両論ありそう。

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著者プロフィール

テレビ業界で20年間ディレクター、プロデューサーとして活躍、数々の賞を受賞する。テレビの仕事では収入もあり、それなりに楽しんでいたが、自分自身で愛すべきキャラクターを作りあげた経験はないことに気づく。一念発起して仕事を辞めると、執筆のためだけに家族と共にフランスに移り住み、1年半かけて処女作『サンクトゥス』を書きあげた。続編となる本作『ザ・キー』も、世界中で好評を得ている。

「2015年 『ザ・キー 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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