- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434199776
作品紹介・あらすじ
ごはんのマズ~い異世界に、カフェを開店して早4年。元OLの店長リサは、メンバーと共に隣国スーザノウルへ慰安旅行に出かける。リサたちが泊まることになった宿は、海が近くて料理がおいしい上に、とても親切だった。それなのに、なぜか他にお客さんの姿がない……。聞けば何やら、とある貴族に営業妨害されているのだとか。困り果てる宿の一家を見かねたリサは、近くの海水浴場から客を呼び込むために、海の家をやってはどうかと提案し――? バカンス先でも、地球の料理は大好評!? 大人気クッキング・ファンタジー、待望の第4巻!
感想・レビュー・書評
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やっと悪人らしいのが出てきたが、二人とも小粒かなあ。カフェ・おむすびのまねをしてカフェを出したダグラス・デラニーは、イケメン店員を集めて集客を狙うが、リサのマシュマロとマカロンの開発の前にあえなく沈没。隣国の海岸に慰安旅行の海水浴に出かけたカフェ・おむすびの面々は、いい宿なのに客がこない宿の助けをするために海の家の食堂を開く。妨害をしてくる悪辣な貴族がいるのだが、ここでもイケメンでちゃらい領主の助けが入る。そう深刻なことにはならないのですね。安心して読めますよ。
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突然ごはんのマズイ異世界にトリップした元OLのリサが、その世界の食文化を発展させるべく、カフェを開店して早4年。作中ではもう4年も経ってるのかと驚くくらいには、キャラクターの関係性の変化はゆっくり。今回は、カフェのパクリ店舗騒ぎとか、カフェのメンバーで慰安旅行に隣国のビーチに出かけたものの、色々あって海の家をやって結局仕事っぽくなってたりとかしてた。いつもと異なる場所で、メンバーのいつもの感じが繰り広げられてたのも楽しかった。最後にリサとジークの関係性が動きそうで動かなそうな場面があって、ワーカーホリック同士の関係にちょっと和んだ。
料理科の話は、休暇に入るタイミングということで今回はあまりなかったが、本編外で、料理科生徒たちが、夏休みに講師キースに連れられ、王宮の調理場で助っ人をする話が描かれる。 -
パクりのお店に旅行にと今回も盛りだくさん
本当に2号店出したら繁盛しそうだけど人手とかの問題で無理なんだろうな。
そして旅行にいったのに結局仕事してしまうリサさんたち…笑
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ミルクの実があるけど、牛もちゃんといるみたいですね。
では、牛の乳は子牛専用なのだな。
メイドカフェならぬ執事カフェならぬホストカフェなのね。
それはそれで需要はあるかもしれないのに、騙りしかできなかったのは、彼の経営者としての限界なんだろう。
ちょっと視点を変えればよかっただけなのにねえ。 -
このシリーズの表紙と挿絵が、どこかで見たことがあるような気がする・・・、と、ウスウス思ってたんやけど、先日花丸のエンディングを見て
「あっ!!」
と、ようやく気づきました。
⑪氏って、刀剣のキャラデザインもしてはったね!! まんばちゃん!!
・・・。そういわれると、ジークくん(に白い布をかぶせると)まんばちゃんに見えてくるマジック・・・。
(アカンアカンアカンアカン)
さてそんなジークくんですけれども、
この二人はいつまでプラトニックやねん・・・!
と、今回ばっかりは思った(笑)。
だって、リサちゃんがこの世界に来てから四年ですってよ!! えェもうそんななるん!?
ちゅうか、ジークくんがリサちゃんに大告白したあの大キュン事件は(作中で)何年前にあたるのかわからんけど、少なくとも数年間はチュー止まりの清い関係なわけで・・・(チュー止まりが清い関係というのかどうかはびみょうやけども)。
イヤそれでエエんか!!
と、今回ばっかりは叫びたくなった。
まァ・・・、マスグレイブ侯爵に嫉妬メラメラなジークくんは、結構
「キャッ!」
ってなったけどね(私が)。
だってここ、姐さん女房(はあ!?)なんよねえ。年下の彼氏かー。年下のストイックイケメン彼氏かー。
も え る な・・・! アンタもう何でも大好物なくせに
結婚の約束をするまえに何かやることがあるだろうといいたいけれども(ひつこい)、決してそれは
「リサ」
「ジーク」
呼びではなかった・・・!
ああーん、「リサさん」ちゅう呼び方がめっちゃ好きやったのにー!!
「リサさん」といいながら二人のときはタメ口かつ攻めッ攻めなジークくんに、いろいろな汁が出たのにーッ!!
もうなんやろう、ふつうのカップルにどんどんなっていくので、ニヤニヤしたいフォーティーズとしては残念ながことが多かったです。
(どうでもいい)
内容はいつもどおりの面白さやったよ。
このシリーズはいろんなことがさくさく進んでいくので、読んでいて起伏があまりないのだけど(失礼)、そのぶん不快に思うこともほぼないのがいい。
そのぶん、ジークくんとリサちゃんのイチャイチャが協調されるのかと思うと、それはそうでもないし・・・。
本編の後に必ずつけてくれはるアメリアとルトとハウルの小話といい、著者はまじめにお料理ファンタジーを書いてはるよな・・・。
ニヤニヤばっかり求めてほんますいません・・・。
まじめな手応えで言えば、ゲルドフ子爵にタンカをきったリサちゃんがかっこよかったです。^^
リサちゃんはほんまに可愛くて申し分も嫌味もない主人公ちゃんやと思います。
あと、慰安旅行のくだりでは、気のいい職場と優しい上司、同僚に囲まれて、自分の子どもも連れて行っていい慰安旅行なんて最高やなと思った。
イケメン同僚と慰安旅行さきであわよくば・・・! ちゅう思考にはならなかったあたりが、自分も子持ちフォーティーズやな、と、思った・・・。
(大丈夫、この本の対象年齢から大きく逸脱してへんかな)
(いつも、いつも)
東洋人の肌を「蜂蜜を垂らしたような黄みがかった色」ちゅう表現はうまいなーと思った。
欲を言えば、「~」の多用が目につくんやけど・・・(文章が軽く見えちゃうというか・・・)。
「~」をつけなくてもこのキャラはきっとこうやって語尾を伸ばしてしゃべってるんやろうな、ちゅうのは想像できるので、もう少し読み手の想像力を信じてもらえればな、と、思ったり思わなかったり(失礼)。
もちろん、続きをリクエストします!
(2016.11.14) -
そろそろオリヴィアの息子ヴェルノを登場人物欄に載せてもいいんじゃね?旅行先の子供たちは載ってるに(^_^;) さてさて、カフェおむすびのパクリ店、なんだかあっけなく解決?し、その後慰安旅行へと隣国へ旅だった一行。慰安旅行じゃなかったの?普段の忙しさを忘れてのんびりする旅行じゃなかったの?店主リサの頑張りは認めど、ちょっと首突っ込みすぎじゃないかなぁ。隣国で海の家開いたりってどうなの?