- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434203510
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
字が大きく読みやすかった。
代々、家老職を担う家元の、三男と次男の話。
どちらの話も良かったが、それぞれの話に長男は出てきても、三男の話に次男、次男の話に三男は出てこないので、少し「?」となったところはあった。
話が短く、急展開なことも多いので、もう少しエピソードなどがあれば、ストーリーに厚みが増したかな、とも思う。
お武家さんの話は、政の堅苦しいイメージがあるけど、これは優しくて、義理と人情なとっつきやすいお話。 -
出世に全く無縁の愚直な下級武士と、可愛らしい奥さんの日常が描かれます。まさに、人情味溢れる物語です。やっぱりこの世は、義理と人情ですね。
-
表題作と「笛の音」の中編2作.
ある藩の国家老の家格の江藤家の三男を主人公にした1編.妻との慎ましい情の通い合いが(悲しい結果ではあるが)心に染み入るようだった.また次男と藩主代理の1編もぎこちない二人の交わりが掛け替えのない関係になっていくのが面白かった.そしてどちらにも登場する黒幕的な長兄がなかなか良くて,彼の物語も読んで見たいと思った. -
座卓が3
後半の「笛の音」が4
図らずも、藩の後継者となった前藩主の弟鷹光。鷹光を支える用人・信次郎との奇妙な関係。 -
優しいけれど、少し不器用な人達の心暖まる話(*´-`*)表題作は江藤家の三男、「笛の音」は江藤の次男の話で、どちらもタイプは違うけれど善い人(^^)♪長男も話に登場して人柄はわかっているけれど、単独で読みたいなぁ(^^)
-
武家の役人である江藤仁三郎と、見合い結婚した太めの妻・小夜との日常と、哀しいけどいい話。
後半は、江藤家次男の信次郎と、藩主代理の鷹光の話。
薄くて字が大きい内容量に不満はあるが、「良い話を読んだなぁ」な気分にはなる。どうせなら長男も話をつけて欲しかったです。