アドラ-臨床心理学入門

著者 :
  • アルテ
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434204890

作品紹介・あらすじ

アドラー心理学は臨床の現場でどう活用されているのか?アドレリアン・カウンセリングで用いる「課題の分離」「論理的結末」「家族布置」など、アドラーの人間知に裏付けられた技法を紹介する、臨床家によるアドラー臨床心理学入門。

感想・レビュー・書評

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  • (レビュー初心者です。読みにくかったら申し訳ありません。)

    読み終わった後に、自分の課題に向き合う勇気が湧きました。カウンセラーではない一般の方々にも是非おすすめです。
    カウンセラーの筆者は、アドラー心理学の理論をどのようにカウンセリングに織り混ぜていくかについて説明をしています。

    本の中で印象に残っているキーワードは、アドラー心理学は「目的論、使用の心理学、不完全の勇気」です。

    何かトラウマになる事象が起こったとしても、その事象は今の状況を作りだした影響因子ではあるが、決定因子ではないこと。仮に今が不満であるのであれば、不満という状況に居ることが目的で(目的論)、過去のトラウマはあくまでもその目的を満たすために自分が使用しているだけであること(使用の心理学)。

    これはとても厳しい考え方ですが、同時に「自分が今後どう生きたいか」を修正すれば、その時から自分の手で自分の人生を変えていけるという希望を謳っています。

    自分は変われる、という希望を胸に日々自分の課題に取り組んでいけば、例え完璧にできなくてもそれはそれで良いこと(不完全の勇気)。また行動していけば良いだけのことです。

    自分が主役になって人生の舵を取っていくと決めたその瞬間から、誰でも幸福に慣れるんです。

    手元に置いて何度も読み返したい本です。

  • アドラー心理学の概要と臨床上の事例や
    考え方をとてもわかりやすく解説。
    お勧めです!

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著者プロフィール

東北大学名誉教授、理学博士。1963年 東北大学大学院理学研究科修了。東北大学助教授・教授などを歴任。主な著書に『微分積分学概論』『線形代数学概論』(以上 共著、共立出版)、『統計学概説』(共著、培風館)などがある。

「1991年 『基礎 数学通論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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