純情ラビリンス (エタニティブックス Rouge)

著者 :
  • アルファポリス
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434210846

作品紹介・あらすじ

28歳の朝比奈潤は、爽やか青春ストーリーを得意とする、ドラマ脚本家。かつて部活少女だった潤にはスポーツが身近だし、なにより、恋愛経験が乏しいから色恋を書くなんて無理! それなのに、彼女にラブロマンスもののオファーがきてしまう。困った潤は、顔見知りのイケメン・ホテルマン、日向をモデルにして脚本を作ることを考えつく。ところが気づけば、潤自身が日向から“オトナの恋愛”を直接指導されるハメになっていた。手つなぎデートに濃厚キス、挙げ句の果てには……。実技満載のドキドキ恋愛講座、いざ開講!

感想・レビュー・書評

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  • 脚本家の28歳ヒロインの本性は、つまみとビールが大好きな干物女。
    ある日、恋愛ドラマの脚本を依頼されます。
    困ったヒロインはリフレッシュ目的で時々利用する高級ホテルの32歳イケメンホテルマンヒーローをモデルにした話にしようと彼に協力を求めますが、彼の本性は俺様でドSの脚フェチでした。

    あらすじと表紙絵とタイトルから、普通にイケメンヒーローからヒロインが迫られるありきたりのお話だと思っていたのですが、ヒロインがまさかの干物女だったのが嬉しい誤算でした!
    あらすじにヒロインが残念な干物女である事を入れて欲しかったのと、タイトルも無難にまとめないでもう少し面白くしても良かったと思います。
    未経験の恋愛ドラマの脚本だからとすぐに諦めたりしないでネタ探しに積極的に行動したり調べたりと、前向きなヒロインには序盤から好感が持てました。
    ヒーローへの恋心を自覚してから彼が高級ホテルの御曹司だと分かった後も、いざとなれば自分が彼を養うと断言する男前な性格は女性読者に好まれるヒロイン像だと思います。

    ただ、ヒーローはそれ程ドSには感じませんでしたが、水族館デートの時にヒロインが歩きやすいようにと選んだヒールのないブーツにダメ出しするのは何か引っ掛かりました…。
    個人的には、遊園地とか動物園とか水族館ってオシャレに着飾って出掛けるような場所ではないと思うので(むしろパンプスのような靴でカツカツと音を立てながら園内を歩く女性がいたら自分は引きます)、このヒーローにはちょっと同調出来ませんでした。
    しかし、2人の初夜、初体験のヒロインを気遣いながらちゃんと避妊をするヒーローには安心しました(笑)。

    番外編はヒーロー視点で読めて楽しかったです。
    ヒーロー視点だとドSな俺様に見えるので不思議です。

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著者プロフィール

秋生まれのおとめ座。「微笑む似非紳士と純情娘」で出版デビュー。

「2019年 『嘘つきだらけの誘惑トリガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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