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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784434232466
感想・レビュー・書評
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戦後の教育や歴史学研究では戦前皇国史観の反動から神武天皇は実在しないとされてきました.著者は日本書紀,古事記をもとに神武東征の経路を丁寧に検証したうえで,初代天皇の実在性に真摯に向き合おうと試みます.承服しかねる点もいくつかあります.例えば地名の並びの相似性から,九州から奈良盆地へのある程度大きな人の移動を想定している点,邪馬台国の庶子の系統に神武天皇がつながるのではないかという推論,やや中途半端な印象です.上古の天皇の異常な長寿の解釈.当時の人達だっていくらなんでも人間離れしていると思ったに違いありません.しかし,そう記述せざるを得なかった(分らないけど).数え方が違うというのは今一つ説得力にかけます.そうはいっても,このように堂々と上古の天皇実在を論ぜられるようになった時代の変化を感じます.
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