異世界でカフェを開店しました。 (2) (レジーナ文庫 レジーナブックス)

著者 : 甘沢林檎

• アルファポリス (2017年6月15日発売)

作品紹介・あらすじ

異世界に地球のおいしい料理を広めるべく、カフェを開店した元ＯＬのリサ。お店は連日大繁盛。多忙な彼女のもとに、ある日「国立学院の料理科設立に協力してほしい」という依頼が舞い込んできた。でも、今はカフェの仕事だけで手一杯。受けるべきか悩んでいたら、次に舞い込んできたのは、なんと王太子との縁談話！　突然悩み事が増えてしまい、眠れない日々を送るリサ。そんな彼女を、イケメン店員のジークが心配していて……。地球の食文化を異世界に発信する大人気クッキング・ファンタジー、待望の文庫第２巻！　文庫だけの書き下ろし番外編も収録！

感想・レビュー・書評

[喫煙者さんの感想 · 2023年1月11日]

エドガー王子との縁談、カフェの新たな人材募集、学院の料理科の設立など色んなことが重なりリサは倒れてしまう。

結果としてエドガー王子との縁談は白紙に戻り、ジークと付き合うことに。
カフェに新たな従業員が2人加わり、学院の料理科設立の話も進む。

いつもながらルト視点の番外編が好き。

[ツンさんの感想 · 2022年9月8日]

料理の知識という点で圧倒的な実力差があるとは言っても、カフェの経営から教育システムの構築まで、リサのマルチタレントぶりに驚く。いっさい自分で料理をしなくなったとしても、コンダクターとしての実力も圧倒的な気がする。。そんなリサの目標は自分以外の人が作り出したおいしい料理を食べること。ジークがその願いを叶えてくれたのは良かった。そして、随分順調に二人の仲が進むのにもちょっとびっくり。普段読んでる本とは随分違う(笑)

[豆腐@読書垢さんの感想 · 2022年4月10日]

#読了

1巻が面白かったので続刊購入してみたけど…
恋愛ベースになってきたなぁ…と思うなど…笑

[sakuraさんの感想 · 2019年6月30日]

文庫版読了。

シリーズ2巻です。
2巻はリサとエドガー殿下の縁談エピソードでした。

リサが異世界に来てから1年半、カフェを開店してから1年が経っています。
すっかり行列の出来る人気店となっていたカフェですが、従業員3人だけでは休日1日を挟んでの営業が厳しくなってきており、休日の他に定休日を設けるようになっていました。

コミカライズ版では恋愛経験皆無のように見えるリサですが、学生時代に彼氏がいた事が判明しました。

リサへの恋心を自覚しているジーク視点が美味しかったです（笑）。
原作では、ゼリーを持ってリサのお見舞いに行った時は既に恋心を自覚しています。
コミカライズ版と比べると恋愛成分過多で、原作のジークが情熱的かつ積極的で「いいぞー！もっとやれー！ヒューヒュー！」という気持ちになりました。
閉店後の2人きりの厨房でキスしたりいちゃいちゃしていた事が分かり、ジークも下心のある健全な成人男子だった事が分かりニヨニヨしました。

コミカライズ版では新年用の特別料理は持ち帰り専用のブッシュドノエルだけでしたが、原作では店内限定の茶碗蒸しも販売していたようです。

2巻も細かな点がコミカライズ版とは違っていたので、番外編を本編に組み込んだりオリジナルエピソードを加えたりと、上手にコミカライズされている事に感心しました。


番外編が1本と書き下ろし番外編が収録されていました。

番外編1はコミカライズ版にもあった、ルトヴィアス視点の料理科進学直後の学園生活が描かれていました。

書き下ろし番外編はキース視点で、リサから料理科講師を頼まれたエピソードが描かれていました。

著者プロフィール

青森県出身。2012年「異世界でカフェを開店しました。」にて出版デビュー。

「2020年 『異世界でカフェを開店しました。９』 で使われていた紹介文から引用しています。」