居酒屋ぼったくり (8)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 613
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434238741

作品紹介・あらすじ

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第8巻!

感想・レビュー・書評

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  • し、仕返し?!うれしいはずの出来事がどうしてこんなことになったのか。仕返しがドイツまでの出張とか、どんだけグローバルなの!

    リョウちゃん家族のわだかまりが解けてよかった。

  • 未来に向けて大発進な感じです。

    しかし、要さんのプロポーズの仕方からとんでもない事に。

    いい感じに周りも巻き込みつつのぼったくり。先も楽しみです。(この先も色々とありそうですが、2人なら大丈夫)

  • おいしい料理と、どんなお酒が登場するのか毎回楽しみ。
    誰かもおっしゃっていましたが、「優等生すぎる主人公が鼻につく」と。わかるーと思ってしまった。
    黄金色の出汁。よかったんだけど、ミサの不満をすぐに察するとこは、都合よすぎじゃん、と。まあこの本自体の展開がこんなかんじだもんね。あ、いい意味で。
    要母、強し!!結婚するなら絶対に味方につけとかなきゃ、ですな。
    重めの本の合間に読むには、ちょうどいいですよ。

  • 安心安全の抜群の安定感。

    色恋沙汰やらなんやらはほどほどにして、いつもの調子で(良い意味で)ダラダラと長く続いてほしいなぁ。

  • 居酒屋ぼったくりシリーズ、気になる第8弾。
    さまざまな年代の思いや、食べ物にまつわる記憶がほろ苦く、時によって懐かしい映像を見るようにも描かれる。
    作者が歳を重ねたことも感じさせる一面。
    みんな気になる、美音と要の仲も新しい展開あり。
    “代々”とか“親族”と言うキーワードが重要な、今回の一冊。
    黒豆ゼリーのお話は特に良かった。


    『おじいちゃんの記憶』
    幼稚園のお芋掘りの副産物、サツマイモの茎。
    ウメの大好物でもあるのだが、それにまつわる記憶は人によってさまざまだ。
    おじいちゃんを思う孫、十分に手をかけられないことを気に病む家族。

    『女たちの仕返し』
    佐島の男たち、仕事はできるが…
    いや、男ってだいたいこんなもの。
    それを逆手に取って手綱を握る女たちがすごいのだと思う。

    『魔女につかまれた胃袋』
    客じゃなくて、家族として。

    『黒豆ゼリーにとけた心』
    戻りたいとは思わなくても、無邪気だったころの記憶はまぶしく美しい。

    『黄金(きん)色の出汁(だし)』
    下の子が生まれる。
    それまでの100パーセントが減ってしまう焦り。
    2人目以降の子供にはわからない感覚。
    そして、乙女心は幼くてもあなどれない。
    栴檀は双葉より芳し…そんな感じ。

  • 二人の未来に一歩踏み出したのかな?と思う巻でした。
    まだまだ山積みの気もするけど、味方?もつけて着々と進んでいる印象。
    けんかしたり上手くいかないこともまだまだあるだろうけど…甘々も前回より増量。
    美音が要の来店を待ち望むように、私は二人が一緒の時間を楽しむシーンや二人のやり取りがいいなあと思う。

  • お酒飲めないけど、一緒にお酒を楽しんでいる雰囲気を味わってます。

  • リョウの叔母さんの話、しんみりしちゃった。
    生きているとどうしても人との別れはあって、身近な人との別れほど堪えるものがあるよね。
    亡くなる人を見送ることしか出来ない、生きるってのはそういうことだ、というのも頷ける。決して大きくまとめただけの話じゃない。

    CHEMISTRYの最期の川という曲が脳内でBGMとして流れたので是非この曲を聴きながら亡くなった人に思いを馳せてみてほしい(個人的な願望)
    愛しい大切な人を想う気持ちがたっぷり込められた素敵な歌だから。

    あとここ。
    「金も、時間も、言葉も惜しむな
    大事だと思う相手、離したくないと思う相手には自分の想いを伝える言葉を惜しむな
    もういい、わかったから黙れ、と言われるぐらい、しつこいぐらいでちょうどいい」
    話の流れ的に爆笑したんだけど、言葉だけ取ると他にも転用できる。
    恋愛以外にも、仕事や趣味や生き方にも言えること。
    大切なもの、ことには金も時間も言葉も惜しまない。そんな姿勢を忘れずに居たい。

  • 初めは、都合よる出来上がったストーリー展開に、「できすぎ」的な気持ちを感じながら読み始めたこのシリーズ。

    でも、8巻目を読み終わった今は、応援する気持ちが強くなっていて、要氏とのやりとりに、「ふふ、よかった」と安心しながら読んでいる自分がいたな。
    ちょっと要氏のお母様のキャラが濃いけど(笑)

    若干、酔っ払って読み終わった今は。。。
    肉うどんが食べたい(笑)
    ああ。。影響されすぎ(笑)

  • 料理の内容とお酒の蘊蓄が楽しい。長いのでお話しがパターン化しているところもあるが、作者は大変な苦労をしているのだろなぁ。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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